...だがこの内根源的なものは最後の物理学的時間であって...
戸坂潤 「科学論」
...それは根源的な特有な感覚内容を有っている...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...何より先に自分自らを知るという理性の根源的な自律・自由にあった...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...根源的なのは客體そのものの他者性である...
波多野精一 「時と永遠」
...吾々が現に生きる限りそのことと共に最も根源的なる事實であり...
波多野精一 「時と永遠」
...命題の真理は一層根源的な真理即ち存在的真理に根柢をもたねばならぬ...
三木清 「哲学入門」
...或るものに対する愛は最も根源的な作用であり...
三木清 「哲学入門」
...このやうに模寫説は甚だ根源的な...
三木清 「認識論」
...これら二つのものこそまさに唯物史觀の構造を限定する最も根源的な契機である...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...「説話」(Legende)は歴史的傳承の最も根源的なる形態である...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...偶然的なものこそ却て原理的に根源的なものであるからであり...
三木清 「歴史哲學」
...それは却て根源的なものとしてあるのであるけれども...
三木清 「歴史哲學」
...異他性といふものよりも論理的になほ一層根源的なものは考へられることが出來ぬ...
三木清 「歴史哲學」
...* F. Engels, Ludwig Feuerbach und der Ausgang der klassischen Philosophie, Marxistische Bibliothek, S. 56.然るにここに言ひ表はされたのは或る全く根源的な事柄である...
三木清 「歴史哲學」
...然るにそのことはかかる根源的な意識にとつて歴史的なものが何よりもまたつねに主體的なものとの關係に於て把握されるといふことを意味しなければならぬ...
三木清 「歴史哲學」
...事實はハイデッガーのいふ人間に於ける現存在よりも一層根源的なものであり...
三木清 「歴史哲學」
...學問に於ける存在論上の態度 Einstellung は寧ろその根柢に於てかかる根源的な存在論的決定によつて規定されてゐる...
三木清 「歴史哲學」
...彼の絵を貫いている根源的なイノチのようなものが...
三好十郎 「ゴッホについて」
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