...二つの空間のこの「統一」は根源的な知識(uranfngliche Erkenntnis)というの外はない(S. 288)...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...ニュートンの万有引力に対立して物質に根源的な斥力(反発力)をも与えねばならぬと考えた点である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...この根源的な空間感覚――今簡単のためにそう呼ぼう――も...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...この根源的な問に対する情熱が哲学者といわれる者の倫理でなければならぬ...
三木清 「生存理由としての哲学」
...しかるに良心と呼ばれる根源的な...
三木清 「哲学入門」
...哲學において「思想」に對する要求は根源的なものであつて...
三木清 「哲學はやさしくできないか」
...このやうに模寫説は甚だ根源的な...
三木清 「認識論」
...この根源的な認識即ちイデアは精神に本性上屬するものであつて...
三木清 「認識論」
...最も根源的なるものとして主張されることがつねである...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...前者は後者に對しては根源的な...
三木清 「歴史哲學」
...そこには更に根源的な對立及び矛盾の關係が横たはつてゐるのである...
三木清 「歴史哲學」
...根源的な勢力であるところの事實としての歴史に對して眞面目な對立物として...
三木清 「歴史哲學」
...異他性といふものよりも論理的になほ一層根源的なものは考へられることが出來ぬ...
三木清 「歴史哲學」
...しかもそれは存在と事實との間に於ける根源的な矛盾の故にかく内在せしめられるのである...
三木清 「歴史哲學」
...これ根源的な歴史が存在とは區別される事實に於てあると考へられる所以である...
三木清 「歴史哲學」
...然るにそのことはかかる根源的な意識にとつて歴史的なものが何よりもまたつねに主體的なものとの關係に於て把握されるといふことを意味しなければならぬ...
三木清 「歴史哲學」
...人間學が本來或る全く根源的な意識に屬するといふことは...
三木清 「歴史哲學」
...イデオロギーが第二次のロゴスであるに對し寧ろ第一次のロゴスともいふべき根源的な意識である**...
三木清 「歴史哲學」
便利!手書き漢字入力検索