...ロッツェは却って根源的な空間表象を基礎としていることを之によって意識しているものである...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...即ち空間は根源的な純粋直観でなければならぬ...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...現代においてはそうした人間を脅やかす力はもはや根源的な自然ではなく...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...少年の根源的な善意への衝動というものを描きえている...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...歴史的社会的世界に成立する事実をそれの歴史的起源に還元することによつて歴史的意識の根源的なる形を構成し...
三木清 「消息一通」
...間にあるというのは二人のいずれよりもまたその関係よりも根源的なものであるということである...
三木清 「人生論ノート」
...命題の真理は一層根源的な真理即ち存在的真理に根柢をもたねばならぬ...
三木清 「哲学入門」
...これに反して第一次のロゴスは生の根源的なる交渉の中から直接に生れてそれを直接に反映し...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...それの本質的な根源的な意義に於て理解されなかつたのである...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...」我々はここに唯物辯證法の最も原始的なる根源的なる形態を見出すことが出來る...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...然しこのやうな alternative は存在の根源的なる歴史性に對する無智のうちに於てのみ意味を有する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...「説話」(Legende)は歴史的傳承の最も根源的なる形態である...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...どのやうな根源的な體驗内容と雖も自己を表現するに際し...
三木清 「歴史哲學」
...そして我々はそこに範疇の歴史性の最も原始的な且つ最も根源的な形態に出會ふのである...
三木清 「歴史哲學」
...かやうな根源的な存在理解に於て存在者の總體はその種々なる區域に從つて限定された諸々の事象領域の區劃の場となる...
三木清 「歴史哲學」
...彼の存在の社會的規定を離れて彼の有する根源的な人間學の性質を把握することは出來ない...
三木清 「歴史哲學」
...最も根源的なものであるとも云はれよう...
三木清 「歴史哲學」
...そして自分と自分の国がどんなことがあっても欠くことのできない根源的な「自由」を確保するための...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
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