...しかも其れだからいちばん根源的なものであると言える...
高村光太郎 「触覚の世界」
...それともより根源的な所謂自然に就いての意識であるかによって...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...二つの空間のこの「統一」は根源的な知識(uranfngliche Erkenntnis)というの外はない(S. 288)...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...即ち空間は根源的な純粋直観でなければならぬ...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...ニュートンの万有引力に対立して物質に根源的な斥力(反発力)をも与えねばならぬと考えた点である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...かくの如き實在的交渉の最も基本的直接的なるもの原始的根源的なるものが自然的生である...
波多野精一 「時と永遠」
...本来の根源的な恋と悩みと幸福との様式を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...哲學において「思想」に對する要求は根源的なものであつて...
三木清 「哲學はやさしくできないか」
...却てまさしくそれの根源的なる發展を拘束し...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...一般にイデオロギーの根本的なる批判と變革はアントロポロギーの根源的なる...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...偶然的なものこそ却て原理的に根源的なものであるからであり...
三木清 「歴史哲學」
...しかもそれは存在と事實との間に於ける根源的な矛盾の故にかく内在せしめられるのである...
三木清 「歴史哲學」
...本來的な時間は根源的な未來から時來 sich zeitigen する...
三木清 「歴史哲學」
...それ故に根源的な歴史性は瞬間的歴史性である...
三木清 「歴史哲學」
...それではかくの如き根源的な意識としての史觀の問題を具體的に解明すべき場所は何處に求めらるべきであらうか...
三木清 「歴史哲學」
...かかる根源的な存在理解に於て歴史と人間とが一緒のものとして理解されてゐる...
三木清 「歴史哲學」
...それだから根源的な人間學のうちにはつねに既に...
三木清 「歴史哲學」
...そして根源的な歴史が事實としての歴史であるとすれば...
三木清 「歴史哲學」
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