...根津栄輔さんが村長になられたことや...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...あの根津様の中では...
豊島与志雄 「林檎」
...根津(ねづ)を回って...
夏目漱石 「三四郎」
...その大名高家への連絡を取つたのは、根津の大町人、公儀御用達を勤むる石川良右衞門で、諸大名は言ふに及ばず、公儀御腰物方の御用までも取次ぎ、長い間共々に結構な利分を見て居たのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...根津の御用達石川良右衞門の手に戻されたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...目黒から根津まで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ちょいと根津へ行って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...錢形の親分に見せて置き度い」根津の喜三郎といふ顏の良い御用聞ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...根津の辰三郎だ」平次はフト思ひ當りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...根津へ行つて、棟梁の辰三郎の家を搜すと、――どうなつたと思ひます、親分」「おれが知るものか」「つい先刻、殺されたといふ騷ぎぢやありませんか」「何?」「棟梁は大變な湯の好きな人で、朝行つて夜行く、――今晩も一人で町内の湯へ出かけて、それつ切り歸らないから内弟子が二三人で迎へに行くと、驚くぢやありませんか、藍染川(あゐぞめがは)に落ちて死んでゐるんで、引揚げて見ると、土手つ腹を一とゑぐり、辻斬にしちや變だが、棟梁は評判の良い男で、人に怨を受ける筈は無く、濡手拭をブラ下げて、誰が見たつて湯歸りだから、物盜りの仕業ぢやねえ」「わかつて居るよ、八」「誰の仕業でせう親分」「紫御殿を建てたのが惡かつたんだ」「えツ」「こいつは容易のことぢや下手人は捕(つかま)るまい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私が根津の権現様の広場へ帰った時には...
林芙美子 「新版 放浪記」
...本郷から下谷の根津わきまで跨(またが)って...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...少年士官には根津欽次郎(ねづきんじろう)...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「根津の八重垣町の裏で...
正岡容 「根津遊草」
......
室生犀星 「抒情小曲集」
...芝、浅草の楊弓店、根津、吉原、品川などの悪所である...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...「今日は根津へ探検に行くのだが...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...この時根津(ねづ)に茗荷屋(みょうがや)という旅店(りょてん)があった...
森鴎外 「渋江抽斎」
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