...又本年四月廿七日には東京青山の根津邸に開かれた國際親善園遊會に合流して廿五ヶ國の代表者に鯉幟を贈呈し...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...根津権現の社地にも古来都人の眺賞した名木が多くある...
永井荷風 「上野」
...根津(ねづ)に「紫明館(しめいかん)」...
永井荷風 「里の今昔」
...団子坂下(だんござかした)から根津(ねづ)に通ずる藍染川(あゐそめがは)の如き...
永井荷風 「水 附渡船」
...寒月と、根津、上野、池(いけ)の端(はた)、神田辺(へん)を散歩...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...根津(ねづ)の大町人...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...根津(ねづ)の大工で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...目黒から根津まで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この夏まで根津に居たんだそうですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...根津中の野次馬が飛び出した――嘘じゃありませんよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...広津柳浪には根津に材した小説があると聞くが...
正岡容 「根津遊草」
...「根津権現裏」と云ふ小説を世に問はれた...
正岡容 「根津遊草」
...先づ「真景累ヶ淵」の宗快豊志賀父子が根津惣門前に居住してをり...
正岡容 「根津遊草」
...私はこの話の舞台となっている根津のあたりの暗い小さな古家のなかに坐って...
正岡容 「我が圓朝研究」
...それからのんきに根津山の新緑の美しさ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その頃は根津に通ずる小溝(こみぞ)から...
森鴎外 「雁」
...たまたま根津の新開地を通っていて...
柳田国男 「故郷七十年」
...根津という処は覚えているが...
山本周五郎 「七日七夜」
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