...大臣もとうとう根気負けがして...
有島武郎 「星座」
...「それほどまでにお前たちが言うのならば」と到頭私も根気負けがした...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...とう/\私は根気負けして立ち去つた...
種田山頭火 「行乞記」
...根気負けがしたのである...
寺田寅彦 「池」
...しまいに俺は根気負けがして...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...とうとう自分の方が根気負けがして...
豊島与志雄 「二等車に乗る男」
...見届けるといっても、根気負けをして、名乗りかけて切抜け策を講じようという気になったのではなく、彼等の寝息の程度を窺(うかが)って、その間にここを摺り抜けてしまおうとの斥候(ものみ)の目的で兵馬は出かけたものらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...窯の方で根気負けをして...
中谷宇吉郎 「九谷焼」
...見る方で根気負けがするくらい沢山の論文が出ても...
中谷宇吉郎 「原子爆弾雑話」
...たいていのものは君に逢っちゃ根気負けをするね」「根気はとにかく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...根気負けがしたように...
吉川英治 「江戸三国志」
...根気負けがしてきた...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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