...この二つの様式に対する根本的な批判を敢(あ)えてする二つの見方が現われ出た...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...兵役法はこれに従って相当根本的な改革が行なわれたが...
石原莞爾 「戦争史大観」
...しかしそれよりも根本的なことは...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...そして而もそこには直ちにこの概念の一つの根本的な矛盾が暴露されているのである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...之はニュートンの主著『自然哲学の数学的原理』の根本的な三法則(それは経験に基いた法則である)の先天的基礎でなければならない...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...批難の根本的な動機であるであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...弁証法の最も根本的な特色は...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...結局二つの根本的な世界観――存在論――論理学の系列にまで...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...カントの先験的論理学に於ける根本的な不整頓を意味するわけで...
戸坂潤 「辞典」
...文学と哲学との根本的な結び付きなど決して浮び上って来るものではない...
戸坂潤 「読書法」
...ロシヤの革命は根本的な社会革命ではなくて...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...制している根本的なるものは...
中井正一 「歴史の流れの中の図書館」
...自由詩の根本的な原理である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...そこに自然認識と心理學的認識とにおける方法上の根本的な差異の根柢が存するであらう...
三木清 「認識論」
...苟も根本的なる、徹底的なる、生命あるイデオロギーの變革に際しては、ひとはその背後に、たとひそれが顯はでないにせよ、必ずアントロポロギーの本質的なる變革を見逃すことが出來ぬであらう...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...辯證法は存在の歴史性に對する最も根本的な且つ最も包括的な表現である...
三木清 「歴史哲學」
...それらの根本的な問題にどんな光明を投げるだろうか...
宮本百合子 「漁村の婦人の生活」
...具体的にいえばヨーロッパやアメリカの知識や教養を――少なくともその根本的な滋養分を――摂取し消化吸収せずしては不可能です...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
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