...バイアルに入れて栓をする...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...水道の栓から草鞋でも飛び出しさうな...
石川啄木 「雲は天才である」
...栓穴から鼠が籠の中にとびだしてきた...
海野十三 「軍用鼠」
...瓶の栓を抜く音がする...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...そこでこの容器の底に穴をあけて水を流出させれば水面の降下につれて栓と棒とが降下するのであるが...
寺田寅彦 「変った話」
...おまけに栓まで拔いてあるんですかい? 大した氣の利きようだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...尾栓に括られたまま...
野村胡堂 「江戸の火術」
...この用水桶ぢやないか」消火栓などといふものはまだ無かつた頃...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...咽喉に栓が詰って...
平林初之輔 「犠牲者」
...通話栓を閉じた時...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...閉鎖してある瓦斯の開栓を申し込む位いなら...
牧逸馬 「土から手が」
...兼ねてその機関(からくり)を作りたるもの故すなわち栓ありて闢(ひら)けず...
南方熊楠 「十二支考」
...栓を抜いて召し上がれ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...2310アルトマイエル(残りたる一つの栓を抜けば...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...中には活栓(コック)で細めた瓦斯(がす)の火が明るくなったり暗くなったりしている...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...栓にはならずに穴の中へ入ってしまった...
柳田国男 「海上の道」
...酒を一樽買って引栓(ひきせん)を附けて例の四畳半へ届けさした...
夢野久作 「近世快人伝」
...打ち見たところ栓と云うより外(ほか)に何の変哲もない代物だ...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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