...次いで樽に栓をして2-3月のあいだ冷たいところに置く...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...店はお母さんがいい按排(あんばい)にする」「…………」老栓は倅(せがれ)が落著いて睡(ねむ)っているものと察し...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...老栓は提灯の中から赤い饅頭を出して蓮の葉に包んだ...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...隅っこに水道栓と鉄製の洗面台とがあって...
大杉栄 「獄中記」
...栓が抜けたのは過ちということもあるが...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...気持のよい音をさせて栓(せん)を抜きながら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...この風呂屋ができてから門前に近く新たに消火栓が設けられた...
寺田寅彦 「柿の種」
...さつきおすがの兄貴へ告口をしたのは仙右衞門の女房であるといふことを傭人から聞いたので若い者は風呂の栓を拔いてそれから大根を背負はして...
長塚節 「芋掘り」
...排水口に栓をすると...
中谷宇吉郎 「捨てる文化」
...栓(せん)が利(き)かない...
夏目漱石 「永日小品」
...コルクの栓抜きが軋むような耳ざわりなドイツ語がきこえるのでふりかえってみると...
久生十蘭 「だいこん」
...栓もしないでおきくさったのでがすよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...通話栓が突然閉まり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...」樽野は鼻の栓を気にしながら止め度もなく夢の話を続けた...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...コニヤツクは栓は抜いてあつたが...
森鴎外 「金貨」
...それは小さい尹部徳利(いんべとくり)に詰めてかたく栓(せん)をほどこし...
吉川英治 「新書太閤記」
...手には水晶の栓を握っている...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...目につかぬほどの微細な傷がその栓の頸の処にあるものと見覚(みおぼえ)がある...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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