...どの瓶(ビン)も栓(せん)なしには置かないし...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...何方(どなた)なり一つ此栓を捻つて御覧なさい...
石川啄木 「天鵞絨」
...「小栓(しょうせん)...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...それで誰の病気をなおすんだね」と老栓は誰かにきかれたようであったが...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...「小栓、少しは楽になったかえ...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...五郎は栓を抜き、一口含んだ...
梅崎春生 「幻化」
...コルクの栓のうえを封じた...
海野十三 「爆薬の花籠」
...それよりずっと前に栓を押し出して曙の女神(アウロラ)のあとを追って西に飛んでいってしまうことを忘れないように...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...瓦斯ストオブの栓は...
谷崎潤一郎 「途上」
...突然狂気になってガス栓に走り寄ろうとする足が動かなかった‥‥それ以来久能は青江に会わなかった...
豊田三郎 「リラの手紙」
...ウィスキーの栓(せん)をあけて飲んだ...
林芙美子 「浮雲」
...通話栓を引っこ抜くと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...ところどころに急設された水飲場の水道栓から溢れる水が...
宮本百合子 「インターナショナルとともに」
...男はふくべの栓を抜き...
山本周五郎 「風流太平記」
...スバラシイ加速度で生活状態を頽廃させて行きつつある……という叔父の心理状態がカクテールを入れた魔法瓶の栓を抜く刹那(せつな)の憂鬱を極めた表情を見ただけでも明らかに察しられるのであった...
夢野久作 「鉄鎚」
...水道栓から直接にゴクゴクと水を飲んでは噎(む)せかえり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...例の水晶の栓が這入っていたと告げたことだ...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...しかしその水晶の栓を何の重要さもないごとく抽斗の中へ放り込んで置くとは! これや考えもんだ...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??