...蜂の団体は多くの敵に勝って繁栄している次第であるが...
丘浅次郎 「進化論と衛生」
...三百余年繁栄して衰えぬ三井家の家憲というものを見ると...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...残存し繁栄した種族は自衛の能力あるものか...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...こうした唯物史観主義が日本の「教養ある」小市民層の哲学趣味や文芸趣味に投じることによって繁栄しているアカデミックに卑俗な夫々の唯物論(?)であることは...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...東京が繁栄して来た一つの現れであることは確かであるが...
中谷宇吉郎 「雪」
...ここには武士中高等なる階級の者繁栄し...
新渡戸稲造 「武士道の山」
...Inbreeding(親族結婚)で繁栄した〈五十一家族〉などを自らの手で解散する作業を...
久生十蘭 「だいこん」
...なんという大学でやったの」「自分の国が繁栄しているので...
久生十蘭 「だいこん」
...まつたく文字どほりに繁栄してゐた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...この工業は最初は極めて繁栄し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そしてこの工業が引続き繁栄し増大する間は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ある国の農業状態は非常に繁栄しもすれば甚だしく逆境にもなる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...校長先生の息子さんの経営で軍需インフレで繁栄している工場へ働いて...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...そこには都市が興(おこ)り商工が繁栄して...
柳田国男 「海上の道」
...彼女の家は「樽屋」という一時繁栄した店で...
柳田国男 「故郷七十年」
...主たる荘園のすでに十分繁栄して後に第二の官符によって附近の山野を拡張開墾するのが別符である...
柳田國男 「地名の研究」
...これから分れて出て繁栄した家も少なからず...
柳田國男 「地名の研究」
...極度に繁栄した土地には...
横光利一 「琵琶湖」
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