...燃え盡きにたる柴の火に耳傾けて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...加柴は役に立たねえな」と砂馬は言った...
高見順 「いやな感じ」
...御ひょうじょうのさいちゅうに柴田三左えもん勝政どの勝家公をそっとものかげへまねかれまして...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...狼(おほかみ)柴折りたきて旅人に宿の翁(おきな)のかたりけり...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...毎日々々柴刈りに来て...
宮原晃一郎 「豆小僧の冒険」
...ぜんたい、君たち、柴田一家には、みんな同じような悪習慣があるね...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...(父の方を振返って見る)柴田 (やっと我れに返って...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...大阪の柴島もあるいは国島とある...
柳田國男 「地名の研究」
...鬼柴田(おにしばた)の爪(つめ)といわれた上部八風斎(かんべはっぷうさい)という軍師(ぐんし)築城(ちくじょう)の大家(たいか)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...柴田方(しばたがた)では一方(ぽう)の軍師(ぐんし)とあおがれていた上部八風斎(かんべはっぷうさい)――すなわち...
吉川英治 「神州天馬侠」
...羽柴(はしば)小一郎秀長(ひでなが)と名のり...
吉川英治 「新書太閤記」
...陰気でただ規律や形式のみ重んじる柴田勝家の統率下にあっても、冷厳峻烈(れいげんしゅんれつ)な信長直属の陣中にあっても、羽柴軍だけには、いつも一つの特色が漂っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...羽柴様が負けたひには...
吉川英治 「新書太閤記」
...柴田などは出陣そのままの装備と兵力を擁して来たので...
吉川英治 「新書太閤記」
...水野新六と申す柴田の臣にちがいないが……はて? と気をつけておりますと...
吉川英治 「新書太閤記」
...この日の二十日未明、長秀は、海津(かいづ)に駐(と)めてある一子鍋丸(なべまる)を将とする軍隊から、早馬をもって、(昨夜来、柴田、佐久間などの営中、何となく騒然(そうぜん)、不審(ふしん)に候う)との通報をうけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...幸村は、言葉をついだ――「率直に、大坂表へ使いをたて、羽柴どのへ、いきさつを述べて、あなた以外にお助けねがうお方はありませんと縋(すが)りつく一手あるのみです...
吉川英治 「新書太閤記」
...観心寺の下で待ってくれた永島住職や小柴河内長野市長...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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