...「見せばやな我を思わぬ友もがな磯のとまやの柴(しば)の庵(いおり)を...
芥川龍之介 「俊寛」
...彼の柴刈(しばか)りの爺(じじ)がために...
巌谷小波 「こがね丸」
...ぼく羽柴です...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...羽柴君から少年探偵団員に伝えてもらって...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...ところで、医者は医者で、「知り合いか」ともう一度言って、「帆住先生から、特別のお声がかりで、この加柴さんは、絞首台を覚悟した人物なんだからってね...
高見順 「いやな感じ」
...もっとも甘酒茶屋まで行ったら、なにかあるか分らねえが」、「甘酒茶屋」、「おうよ、元箱根の手前で、まだ三里はあるら」呆っ気に取られている中、柴が重いのか、婆様は籠を背負い直しさっさと行ってしまった...
田中英光 「箱根の山」
...未知の世界から使者として一人の田舎少年(いなかしょうねん)の柴(しば)の戸ぼそにおとずれたようなものであったらしい...
寺田寅彦 「青衣童女像」
...柴田文内の方だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...僕が君宛に太い柴を持ってこさせるよ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...傍には高祖真毫(しんごう)自刻帝釈天王、東葛西領柴又、経栄山題経寺と書いてある...
正岡子規 「病牀六尺」
...こらお前!柴田 欣二! (これも立って行き...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...懶性掃柴門...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...――それでは柴田どのと口が合わぬぞ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...五郎左かくれ柴田にのけ佐久間と...
吉川英治 「新書太閤記」
...柴田家からの沢山な音物(いんもつ)にたいしても...
吉川英治 「新書太閤記」
...柴田に次ぐ信長の重臣であったのみでなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...どうにでも巧くごまかしておきますから」柴進(さいしん)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...御本陣を中心に――お味方の羽柴秀長殿の陣...
吉川英治 「茶漬三略」
便利!手書き漢字入力検索