...晩年大河内子爵のお伴(とも)をして俗に柘植黙(つげもく)で通ってる千家(せんけ)の茶人と...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...芭蕉はこの柘植で生まれたといふことである...
近松秋江 「伊賀國」
...柘植氏は大垣の水が自慢なのである...
長塚節 「松蟲草」
...養老はあんなものではないあれは秣が瀧といふのだと柘植氏は語る...
長塚節 「松蟲草」
...柘植氏はそこへ腰を掛ける...
長塚節 「松蟲草」
...瀧へかゝるにはふどうオ/\と尻を引いて呶鳴りながらかゝるのだと柘植氏が教へる...
長塚節 「松蟲草」
...加納商会と石田と柘植に集って貰い...
久生十蘭 「魔都」
...」摘み取った柘植の葉を掌の上に乗せ...
横光利一 「旅愁」
...甲賀(こうが)だな」「柘植村は伊賀(いが)だ」「ああ...
吉川英治 「新書太閤記」
...柘植(つげ)の諸将は...
吉川英治 「新書太閤記」
...「お物見の渡辺半蔵どのや柘植(つげ)又(また)十郎(ろう)どのが立ち帰られました」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...柘植(つげ)、渡辺のふたりは、両大将の前へ出て、曠(はれ)がましい報告を、こもごもに語った...
吉川英治 「新書太閤記」
...美濃部も柘植(つげ)も黙笑して聞いているだけである...
吉川英治 「新書太閤記」
...柘植三之丞(つげさんのじょう)という者だと答えると...
吉川英治 「宮本武蔵」
...十二それは柘植三之丞(つげさんのじょう)であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あかの他人の柘植(つげ)三之丞へ怨み顔する理由は毛頭ないので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...『そうだ……せめてこの気持を……柘植様だけにでも...
吉川英治 「山浦清麿」
...ただ、名宛の柘植様は、先頃、別所でお見かけしましたから、ひょっとしたら、お留守かもしれません...
吉川英治 「山浦清麿」
便利!手書き漢字入力検索