...五十村警部長なども一方では彼等が杖一つもたず柔順なのに感じ入りながら...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一般の人民が政府に対して柔順なうちはよろしいが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ひどく柔順なそして慕ひ寄るやうな態度を持つてゐた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...浅黄色のわんぴいすを着て頭髪を角刈りにした不柔順な支那ボウイの一隊と...
谷譲次 「踊る地平線」
...敏活だがなんとなく上品な感じだつた……尤もそれは上品な脚立か柔順なタオルかけのつぎ目の動きを連想させた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...流れる水のように柔順なその姿のどこに生後一年の溌剌(はつらつ)さが宿っているのだろうか...
壺井栄 「一つ身の着物」
...圧制に服従するのに永い間慣れていた人間に見られる柔順な態度で...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...彼自身の前にうなだれている柔順な顔――ただ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...御眼を垂れてくださりませ!いと畏きいと崇高き殿下の全き謙譲忠実柔順なる僕(しもべ)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大和の奈良の春日山の神鹿の祖、ここに数千の野生の、しかも柔順な、その頭には雄健なる角をいただいて、その衣裳にはなだらかな模様を有し、その眼には豊富なるうるみを持った神苑動物の野生的群遊を、その豪宕な海と、閑雅なる松林の間に想像してみると、これも、すばらしい画題だ! その群鹿の中に取囲まれて、人と獣とが全く友となって一味になって、悠遊寛歩する前代人の快感を想像する...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕は母に対してけっして柔順な息子(むすこ)ではなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ひとたび信者となってからは手を覆(くつがえ)したごとく温和な柔順な...
新渡戸稲造 「自警録」
...温和に柔順なものである...
新渡戸稲造 「自警録」
...十五六年になりますが」長い間のお店(たな)者の生活で、強(したゝ)かな魂と、柔順な態度と、そして利害に敏い眼とを養はれたらしい久治は、平次の拔け目のない問ひの前に、自若として愛嬌笑ひを忘れません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...聖明の君と賢良の士と柔順なる民とその注文はあれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...妾もまた至極(しごく)柔順なる者にして...
福沢諭吉 「日本男子論」
...指のさしようもない柔順な心を持った娘になって参りました...
夢野久作 「霊感!」
...こんな柔順な男は少ないとすら思っていた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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