...大正某年九月二十一日―――即(すなわ)ちナオミが十五歳の秋...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...コノ誓約ハイズレカガ任意ニ徳光光子トノ関係ヲ放棄セザル限リ有効トス以上昭和某年七月拾八日姉 柿内園子 印弟 綿貫栄次郎 印(これだけの文句がかんぜよりで綴(と)じた二枚の改良半紙へ...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...某年某月某日某所で行なわれた某の銅像除幕式を他のある日ある場所で行なわれた他の除幕式と明白に弁別しようとするときに最も著しき目標となるものは何であるかというと...
寺田寅彦 「ニュース映画と新聞記事」
...大正某年の某月が丁度その五十年になったので...
永井荷風 「榎物語」
...しかし回顧して見るとたしかに某年某月の午(うま)の刻か...
夏目漱石 「創作家の態度」
...某年の春夏であつたことは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そして某年は必ず文化四年でなくてはならない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...某年の歳暮の宴に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...某年に榛軒は王子権現の祭に招かれて金輪寺に往つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...某年に飯田安石が此夥(くわ)に加はつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...某年の春阿部侯正寧(まさやす)は使を遣はして吉野桜の一枝を乞うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...某年に県会が畢(おわ)って...
森鴎外 「渋江抽斎」
...托鉢に出たのは某年正月十七日が始で...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...弘化嘉永間の某年正月十一日柳營之御會と題した連歌の卷數册とを見た...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...簡野左馬(かんのさま)之助 城代家老三男某年某月某日...
山本周五郎 「百足ちがい」
...大村田伝内 槍組番頭某年某月某日...
山本周五郎 「百足ちがい」
...唐川(からかわ)運蔵 年寄役運兵衛殿長男某年某月某日...
山本周五郎 「百足ちがい」
...乙原丙午(おとはらへいご)御厩(おうまや)奉行二男某年某月某夜...
山本周五郎 「百足ちがい」
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