...また柏木氏への手紙をくれた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その柏斎のつくつたものに...
薄田泣菫 「価」
...神田お玉ヶ他に徳川様のお大工棟梁(とうりょう)をしていた柏木稲葉(かしわぎいなば)という人の養子になって柏木貨一郎と名乗っておった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...そこの柏(かしわ)の木の傍で消えてしまった...
田中貢太郎 「賭博の負債」
...春三月に竹柏(ちくはく)会の大会が...
長谷川時雨 「大塚楠緒子」
...『新撰菟玖波集』二十巻がいよいよ出来上り、宗祇が肖柏、玄清、宗仲等を率いてことごとくこれを校訂し、九月十三日をもって恭しくこれを禁裏に奉献すると畏くも禁裏からは、御感の趣の女房奉書を、宗祇に賜わることになって、勾当内侍(こうとうのないじ)これを認め、実隆はこれを渡すために、宗祇の庵へと出向いたが、折節宗祇は他行不在であったから、留守の者にこれを渡して帰った...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...堀井・花井・柏・高尾と一緒に出て大須の観音境内で豆腐のでんがくを食ひ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...兵営の柏にも定めし冷い日(それは自分勝手の想像だが)を送つてゐるだらう柏にも……センチメタルになつた...
牧野信一 「みじめな夜」
...これで柏の顔を見て一時間もお饒舌をすれば先夜来の重荷もすっかり軽くなるだろうと思った...
松本泰 「日蔭の街」
...向ふの柏(かしは)ばやしの方から...
宮沢賢治 「かしはばやしの夜」
...柏(かしわ)の木と楓(かえで)が若々しい色をして枝を差しかわして立っているのを指さして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...」わたくしは蘭軒の三男柏軒立志の事を松田道夫さんに聞いた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...是は柏が生れて日を経ざる頃の事であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...柏軒は随行を命ぜられた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...柏門の塩田良三が狂歌を詠じて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...柏軒は駅に神社あるに逢へば必ず幣を献り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...柏軒はこれに随行する準備をしたからである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...柏井(かしわい)...
吉川英治 「新書太閤記」
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