...役人のするがままに腕を縛られ脚枷(かせ)をかけられました...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「自責」
...己は人肉の枷を篏められて居るのだ...
谷崎潤一郎 「Dream Tales」
...どうしたらこの堪えきれぬ枷(かせ)からのがれることが出来るだろうか?「どうしたら? どうしたら?」と彼は...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
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鶴彬 「鶴彬全川柳」
...エチオピアで同様の場合に貸し方と借り方二人の片脚を足枷(あしかせ)で縛り合せて不自由させるという話と似ていて可笑しい...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...鉄枷がつけられる...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...三界(さんがい)の首枷(くびかせ)というもののないことは...
永井荷風 「西瓜」
...手にかかえていた阿枷桶(あかおけ)をさしおくと...
中里介山 「大菩薩峠」
...その首っ枷の早いこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...夏蕎麥の幹うつとて下部の庭にたちて振まふをうちながめつゝ柄臼を横さにたてゝうつ蕎麥のこぼれて飛ぶをみつゝおもしろをちこちに麥うつおと頻りにきこゆるにとなりやに麥はうてども藪こえて埃もこねばおもしろに聞く連枷(からさを)のとゞろ/\に挨たて麥うつ庭の日車の花日のうちは暑さに疲れをおぼゆれども...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...桎梏(しっこく)の枷(かせ)をはめられて残された武子さんの感慨は無量であったろう...
長谷川時雨 「九条武子」
...オールを縛って足枷にするのも...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...きょうは首枷(くびかせ)をかけて獄に下しておけ」と...
吉川英治 「三国志」
...鎖も鉄の枷もこなごなに解きすて...
吉川英治 「三国志」
...鉄貼(かねば)りの板の枷(かせ)が首にはめられ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そのくせ囚人のくせに首枷(くびかせ)を外(はず)していやがる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...阿波二十五万石の足枷(あしかせ)がある...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...足枷(あしかせ)をはめられた人たちの呻き声が...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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