...足枷までもはめて...
大杉栄 「続獄中記」
...父母と一緒に唐枷を麦に当てゝゐる頬の紅い娘のゐることをも知つた...
田山録弥 「赤い鳥居」
...丁度(ちやうど)ひろい庭で麦を打つてゐる百姓達が連枷(からざを)を留めてじろ/\かれの方を見た...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...鉄枷をつける日とその晩とは...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...彼の鉄枷(てつかせ)を調べ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...件(くだん)の如き首(くび)っ枷(かせ)の芸当を以て京の町外れまで一散に走りましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...一方を逃(のが)れようとしてまたそこに桎梏(しっこく)の枷(かせ)を打たれてしまった...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...重い足枷(あしかせ)を牽(ひ)きずって歩く...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...君の足に足枷をはめる二人の癈兵に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...オールを船の足枷にすることを考えなければ...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...手枷足枷と云はうか名状し難い強さで絞めつけられて来て...
牧野信一 「女に臆病な男」
...足枷でもつけられたやうに情けなかつたが...
牧野信一 「鵞鳥の家」
...一寸したハズミが源(もと)になつて自分にも一つの首枷がついてしまつた...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...穀を連枷(からさお)で(はた)いてしまうまで穀精納屋に匿れいるとか...
南方熊楠 「十二支考」
...主題が緊張しているばかりでなく、云いたいことを云わせられず、書きたいようにかかされない、その手枷、口枷のなかで、もがいたり呻いたりしている作品である...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第四巻)」
...支那や朝鮮にあるという手枷(てかせ)、足枷があるのは、一種の標本かとも思えた...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...首枷をはずしてくれた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...また薄鉄(うすがね)の首枷(くびかせ)も約束どおりに首の輪へ篏(は)め込まれる...
吉川英治 「新・水滸伝」
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