...自分(じぶん)もかく枷(かせ)を箝(は)められて...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...金蓮の三人の邪鬼に枷鎖(かせ)をして伴れてきた...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...子と云う首枷(くびかせ)を担ってなるものか...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...己は人肉の枷を篏められて居るのだ...
谷崎潤一郎 「Dream Tales」
...却って彼自身に無限の苦しみを与えるところの足枷(あしかせ)手枷のように見える...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...どうしたらこの堪えきれぬ枷(かせ)からのがれることが出来るだろうか?「どうしたら? どうしたら?」と彼は...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...鉄の首枷(くびかせ)を一つ一つ検査し...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...首枷(くびかせ)...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...鉄枷(てつかせ)を切り...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
長塚節 「土」
...その耳を枷に釘付けとし...
服部之総 「せいばい」
...主題が緊張しているばかりでなく、云いたいことを云わせられず、書きたいようにかかされない、その手枷、口枷のなかで、もがいたり呻いたりしている作品である...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第四巻)」
...この甲斐をしめるにはその枷が邪魔になるでしょう」そして彼は微笑した...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...診察服を着けたまま手足を狂人用鉄製の手枷足枷(てかせあしかせ)を以て緊縛し...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...首枷(くびかせ)がかけてない...
吉川英治 「三国志」
...また薄鉄(うすがね)の首枷(くびかせ)も約束どおりに首の輪へ篏(は)め込まれる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...宋江の首枷(くびかせ)などは手にかかえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この冤罪(むじつ)のご主人をくるしめた首枷(くびかせ)め」と...
吉川英治 「新・水滸伝」
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