...カフェで枯野抄を読んでいる...
...枯野抄の作者は鴨長明です...
...日本文学史において、枯野抄は重要な書物の一つである...
...枯野抄には自然や季節の移り変わりが美しく描かれている...
...枯野抄を読むと、心が癒される...
...寂しき胸の末枯野(くだらの)につと明らめば...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...遠山(とおやま)に日の当りたる枯野かな明治三十三年十一月二十五日 虚子庵例会...
高浜虚子 「五百句」
...埃をつきぬける・石地蔵尊へもパラソルさしかけてあるのぼりくだりの道の草枯れ明るくて一間きり(苦味生居)・柵をくゞつて枯野へ出た子供になつて馬酔木も摘みます夕闇のうごめくは戻る馬だつた八十八才の日向のからだである(苦味生さん祖母)さびしいほどのしづかな一夜だつた...
種田山頭火 「行乞記」
...密着(くっつ)いていた二人の身(からだ)が枯野の中に横へ飛び退(の)いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...広い枯野(かれの)の上にかげを落として...
新美南吉 「うた時計」
...其有樣は秋の枯野に火を放ちたるが如く...
福沢諭吉 「帝室論」
...生えた草を動物に食べさせてやる丘が一面の枯野ガ原に包まれ冬の眠りに陥る頃...
細井和喜蔵 「モルモット」
...今この句の外に枯野の月を詠ずる者を挙げんに月も今土より出づる枯野かな雨什(うじゅう)松明(たいまつ)は月の所に枯野かな大甲(たいこう)昼中に月吹き出して枯野かな金塢(きんう)三句おのおの巧拙ありといへども...
正岡子規 「俳諧大要」
...「どこへ行っても枯野で寂しい...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...茲に枯野のやうな生涯といはれて居るのは鈴むらさんの事だけれど...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...静かな枯野の平明な風景は予慰めるところがあった...
山本周五郎 「青べか日記」
...旅に寝て夢は枯野をかけめぐる...
横光利一 「欧洲紀行」
...お悦は、枯野を、まだ霜ばしらのある湿地を、息を喘(き)って御薬園裏の原へ駈けた...
吉川英治 「御鷹」
...枯野に花を求めるようなものでしょう...
吉川英治 「三国志」
...枯野(かれの)へ燃えひろがって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...枯野見(かれのみ)一丹波街道の長坂口(ながさかぐち)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...春先の陽に伏している広い枯野がある...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彼が先刻(さっき)から丹念に写生していた枯野の流れが描きかけになっていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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