...枯れ枝を集めて火をつけたり...
芥川龍之介 「河童」
...枯れ枝を集めて火をつけたり...
芥川龍之介 「河童」
...附近から枯れ枝をたくさん集めて来た...
海野十三 「少年探偵長」
...しかしそれで枯れ枝などを切ると刃が欠けるという主人の言葉はほんとうらしかった...
寺田寅彦 「芝刈り」
...大原女(おはらめ)のように頭の上へ枯れ枝と蝙蝠傘(こうもりがさ)を一度に束ねたのを載っけて...
寺田寅彦 「先生への通信」
...芭蕉の有名な句でも「枯れ枝にからすのいる秋景」になってしまうであろう...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...わりに大きく長い枯れ枝の片を並べたのが大多数であるが...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...山で拾って来た枯れ枝を集めて...
徳永直 「あまり者」
...おぼろに認めらるる猟人らの不安な足の下に鳴る枯れ枝の音が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...枯れ枝と枯れ枝とがさし交しながら薄明るい空に生じさせている細かい網目が...
堀辰雄 「菜穂子」
...枯れ枝の先をつかんでおそるおそる向き直った...
本庄陸男 「石狩川」
...彼は更に一握りの枯れ枝を投げ入れた...
本庄陸男 「石狩川」
...枯れ枝ばかりの平地になりました...
夢野久作 「死後の恋」
...枯れ枝や瓦の破片(かけら)を植えつけている...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...松の枯れ枝を利用しながら...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...松葉や枯れ枝をつみかさねる...
吉川英治 「江戸三国志」
...日頃に枯れ枝を払って束(たば)ねては積んでおいた柴(しば)の囲いがあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...雪に折れた枯れ枝や四明颪(しめいおろ)しに吹かれた松葉が沢にも崖にも埋(うず)まっていた...
吉川英治 「親鸞」
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