...御伺いを立てるんだからね...
芥川龍之介 「アグニの神」
...一心に容体を伺いいたる医師は...
泉鏡花 「活人形」
...太(いこ)う恐(こわ)がりましてこちらへよう伺えぬと申しますので...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...出来ればその前に一度お伺ひしたいと思つて居りますが...
伊藤野枝 「書簡 山田邦子宛」
...瀬川さんの御都合を伺った...
太宰治 「佳日」
...宿の者から先生のことを伺ひましたもんですから...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...一度お伺いしたいと存じましたが...
豊島与志雄 「子を奪う」
...父上の御機嫌を伺って参れ」「はっ」近習が...
直木三十五 「南国太平記」
...三田の中心となりて文壇にそれより御雄飛の御奮発は小生の偏(ひとえ)に懇願する所何卒御快諾の吉報に接したく存をり候もとより御内意を伺ふまでにて事定らば別に正式の交渉はこれあるべく候委細の事は御面唔(ごめんご)の節と存候が小生の聞込みたる処にては...
永井荷風 「書かでもの記」
...すると妻君が御名前はかねて伺っておりますと叮嚀(ていねい)に御辞儀(おじぎ)をされるから...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...たゞ凝(じつ)と外(そと)の樣子(やうす)を伺(うかゞ)つてゐた...
夏目漱石 「門」
...「ちょっとお伺いしますけれど...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...伺うにしろ冬になって少くとも...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...空の色を伺い見るべきである...
室生犀星 「庭をつくる人」
...聖ミシェル勲章の騎士にしてはなはだキリスト教的なる王〔=フランス王〕の王室に伺候するミシェル・ド・モンテーニュ閣下にローマ市民権を与うべきことに関し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お芙美さんの非芸術的な場面のお話を伺って...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...例の茶壺を献上かたがた良師のご機嫌伺いに出るつもりだが...
吉川英治 「三国志」
...――柴桑城へ伺うのは...
吉川英治 「三国志」
ランダム例文:
美しい目鼻立ち あっちにもこっちにも 品質低下
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??