...中からちゃんと枢(くるる)がかかっている...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...一五九三年の初めエセックスは枢密院議員に任ぜられることによって政敵の同僚となった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...生命の廻転する枢軸は...
田山録弥 「谷合の碧い空」
...その画策を陛下の首席国務大臣ならびに尊敬すべき枢密院に暴露させたもうたのである...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...日本の中枢(ちゅうすう)と威張る東京人も...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一木枢府議長の引退を希望するという態度を明らかにした...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...自ら枢密議官を抛つて公然之れが首領となり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ベリュール枢機官のように聖弥撒(ミサ)を唱えながら死に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...銀座丸ノ内のような首都枢要の市街に対する嫌悪...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...枢(くるる)をカタリとおろしてしまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...その研究が国家に枢要な研究であるか否かの判断を誰(だれ)がするかという点なのである...
中谷宇吉郎 「語呂の論理」
...且つ同会の意見を内閣諸大臣および枢密院議長に開陳することを議決した...
穂積陳重 「法窓夜話」
...もとの枢機官カラッファに給仕頭としてその死に到るまで仕えた或るイタリア人と語りあったためである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ここにいま誰が時代の中枢をつかんでいるか...
吉川英治 「三国志」
...枢要な国務に参与する者の心構えの一つとして...
吉川英治 「三国志」
...枢軸(すうじく)の後醍醐をうしなった南朝の朝廷は...
吉川英治 「私本太平記」
...また枢密院の任命式なども行われ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...領下の荘園を管理するに都合のいい枢要地にあったものにちがいない...
吉川英治 「平の将門」
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