...枢仕掛(くるゝじかけ)の一寸した戸棚を山の中に担(かつ)ぎ込み...
薄田泣菫 「茶話」
...その中枢にあって...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...枢密院はただちに巨魁らの取調べにはいった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ところが、大抵の人はこの法を、自然を、生命を、枢軸を、生命の力をおろそかにして、寧ろ意識せずして、我にのみ着してゐる...
田山録弥 「孤独と法身」
...笑っているときと泣いているときとで大脳皮質その他の中枢における化学成分やイオン濃度の変化などを実験する事は困難であろうし...
寺田寅彦 「自由画稿」
...正に方法を中心とした中枢的把握である他はないが...
戸坂潤 「科学方法論」
...科学構成の枢軸とも云うべき科学の方法そのものの内に...
戸坂潤 「科学論」
...一木枢相も年内には辞職しそうな気配が見え始めた...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...自然科学などではこの人工的約束による言葉(即ち記号)を使って定式や普通の文章の構成中枢とするのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...人工的にそして数的に定義された重量という記号化された言葉を枢軸として...
戸坂潤 「思想としての文学」
...忠良なる臣民と国家に枢要なる人物の養成は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...枢機官フェーシュ氏の議長のもとに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ちょうど一方には法王の特派公使と他方にはラ・ローシュ・エーモン枢機官とが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...国の中枢の崇重(しゅうちょう)しもてはやす所の文章の何人の手に成るかを窺(うかが)い知るに過ぎぬので...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...なお藩政の枢機に参与させようということになっているそうだ……ところが...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...唇(くち)に玉枢宝経(ぎょくすうほうきょう)を小声で誦(ず)している態(てい)なのだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...議は枢密院(すうみついん)に移り...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それは十年前のシャビエルの計画に従って日本の精神的中枢を突くことであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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