...妻の繰言は果てしがない...
伊藤左千夫 「奈々子」
...妻の繰り言は果てしがない...
伊藤左千夫 「奈々子」
...そこらで一休みしましょうか」お千代の暢気は果てしがない...
伊藤左千夫 「春の潮」
...果てしがないやうに思はれた...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...その上なにが必要であるか? ところが、キリスト教を信じるものにとっては、完成の一階段を昇る度ごとに、もう一つ上の階段へ昇ろうという要求が生まれて来る、いま一つ昇ると、さらにまた上の階段が展けて、果てしがない...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...これでは果てしがないと思い切って...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつまでも果てしがない...
広津柳浪 「今戸心中」
...默つてゐては果てしがない...
森林太郎 「身上話」
...果てしがないので久米之丞は...
吉川英治 「江戸三国志」
...或いは、低く降りて、酒をこぼし、花をたおし、客の肩に、顔に、戯れまわって、果てしがない...
吉川英治 「三国志」
...果てしがないと思ったか...
吉川英治 「私本太平記」
...議論は、果てしがない...
吉川英治 「新書太閤記」
...果てしがないと見てか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...果てしがないと感じて...
吉川英治 「野槌の百」
...謙譲の美徳をしめしあってばかりいて果てしがない...
吉川英治 「松のや露八」
...果てしがないので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...蒲団の中で自然に足の癒るのを待っていては果てしがないから――という病人の癇癪(かんしゃく)からとすれば...
吉川英治 「宮本武蔵」
...二度追放「お! この事にばかり心を囚(とら)われていては果てしがない...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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