...赤坊の泣くのも忘れ果てるほどに気を転倒させて...
有島武郎 「カインの末裔」
...帰り路にカロラインは私たち二人の変わり果てた態度にすぐ気がついて訝(いぶか)りだした...
有島武郎 「フランセスの顔」
...効果てきめん...
太宰治 「グッド・バイ」
...町はその糸杉の木立ともどもひっそり死に果てたような様子だった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...男子の手を待ってる弱り果てた女のようだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ここに「見果てぬ夢」の一節を抜摘しよう...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...果ては空とも野とも覚束(おぼつか)なき間より洩(も)れ出(い)づる悲しき調(しらべ)と思えばなるべし...
夏目漱石 「薤露行」
...果てしもなく噴き出すのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...荒れ果てた部屋の中に...
林芙美子 「雪の町」
...途端に魔法使の息の根は絶え果てたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...見下げ果てた男だこと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...果ては声を立て朗読した...
眞山青果 「茗荷畠」
...されば「都伝摸(とても)年増東(と)夷辺伐(いえば)広夷(い)様」その広夷(ひろい)野(の)に飽き果て散播都天門(さわっても)呉弩(くれぬ)と嘆(かこ)ちて自害した...
南方熊楠 「十二支考」
...物みな変り果てたとみられている...
柳田国男 「海上の道」
...「果てしもない懸引き...
吉川英治 「三国志」
...こんな馬鹿な戦を果てなくやっていられたら...
吉川英治 「私本太平記」
...尾張衆の士気がまるで違うております」「よい家来には」「平手中務(ひらてなかつかさ)は相果てましたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...都はおろか、九州の果てから、この坂東地方の事まで、じつによく何でも知っていると、将頼兄も舌をまいて、尊敬しておりましたよ」「はてなあ...
吉川英治 「平の将門」
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