...果せるかな悪人輩(ばら)は誑死(そらじに)に欺(あざむ)かれぬ...
泉鏡花 「活人形」
...「ほーン、ほーン」街道の砂煙りを、パッと一時に、濛々(もうもう)と立ち昇らせて、果せるかな、立派な幌型(ほろがた)自動車が、二台も続いて、家の前を通りすぎた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...果せる哉(かな)...
太宰治 「新釈諸国噺」
...果せるかな、一時は江戸の寄席といふ寄席を大凡歩いて人気のあつた一〇が、二の替り三の替りとなると、段々臭いのでお客が聴かなくなり、とう/\上州へ逃げかへつたといふ話があります...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...処が、それが果せる哉、多分にもれず家族主義的現代常識の所有者の集りである府会で問題になったという事件がある...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...「果せるかなだ!」とわたしは心に思いました...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...果せるかなこの小冊子発売禁止となりしのみか...
永井荷風 「書かでもの記」
...果せるかな...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...果せる哉(かな)...
中里介山 「大菩薩峠」
...果せる哉(かな)でございました...
中里介山 「大菩薩峠」
...果せるかな家内のものは皆新宅へ荷物を片付(かたづけ)に行って伽藍堂(がらんどう)の中に残るは我輩とペンばかりである...
夏目漱石 「倫敦消息」
...よろけるように入って来たのは果せるかな件の怪人物と古市加十の両人...
久生十蘭 「魔都」
...卒業して見ると果せる哉...
久生十蘭 「魔都」
...秀陳の尻馬に乗って思わず閑筆を弄してしまったが、役にも立たぬ作者の感慨などは事件の発展になんの関係もないのだから、大体この辺でやめて置いて、さて、安南国皇帝宗竜王は代々皇室に伝わる「帝王(ラジャー)」という大金剛石を日本で売却する目的で秘かに帯出されたが、この魔がしい都にこんな秘宝を携えて来られた以上は、どうせ唯事では済むまいと思っていたところ、果せるかな、今暁午前四時二十分ごろ、愛妾松谷鶴子の住居なる、赤坂山王台、アパート有明荘の勝手口から何者かによって誘い出され、そのまま行方不明になってしまった...
久生十蘭 「魔都」
...「果せるかな、聞きしにまさる肥沃の土地でござった、巨木うっ蒼(そう)と天地を覆(おお)うとりました、蘆葦(ろい)の茫々(ぼうぼう)としげれることは咫尺(しせき)を弁ぜざる有様、しかも、目の極まる限りは坦々(たんたん)とした原野つづき、その底を洗う清流はイシカリの支流なるわがトウベツ川でござった、水は掬(きく)してふくむべし魚介は捕えて喰(くら)うべし――でござった、この原始林を縦横するものは、熊径(くまみち)と鹿路のみと見受けましたが」「山には野鳥が翔(かけ)っていましょう」「左様――」と阿賀妻はほほ笑んだ、「野には、ふくいくと匂う茸(きのこ)が今を限りと簇(むらが)り生えていましたな」熊笹の芽、ワラビ、水蕗(みずぶき)などがとりわけて目に浮ぶのである...
本庄陸男 「石狩川」
...公人としての義務は果せると信ずるからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...果せるかなビチビチした鯖を満載している...
夢野久作 「爆弾太平記」
...そしてその願望から自然な素因をはらんでいていつか機縁と天命があれば果せるかもしれないとはおもっています...
吉川英治 「親鸞の水脈」
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