...それに伴れて林子平(はやししへい)の『海国兵談』なども出て...
石原純 「伊能忠敬」
...金も無けれど死にたくも無しの六無斎(ろくむさい)林子平(はやししへい)の墓などを訪れて...
太宰治 「惜別」
...林子平(はやししへい)によりて叫破(きょうは)せられたり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...林子平と同時に、本多利明(ほんだとしあき)なるものあり、『西域(せいいき)物語』を著(あらわ)して曰く(寛政十年)、日本を天下第一の最良国と成(な)すべき法を論ずれば「カムサスカ」の土地に本都を遷(うつ)し、西唐太(からふと)島に大城郭を建立し、山丹、満州と交易して有無(うむ)を通じ、その交易に金銀を用いず品物同士の遣取(やりとり)なれば、多寡(たか)は入用に任(まか)すべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...林子平も尊王の功なし攘夷の功あり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...林子平が「海國兵談」の版木を生命より大事に抱へ歩いた必然さを聯關して考へることが出來なかつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...胸に火を煽るが如くにて御座候――」「海國兵談」の著者林子平は...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...「海國兵談」の著述をもつて命にもかへがたいとした林子平が...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...しかも林子平を苦しめたのは...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...しかし林子平が、海國兵談豫約出版の檄文に、克明な印刷費内譯を書いた氣持には、もつと何かがある氣がする...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...林子平が本木良永の門を叩いたと謂はれ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...その後數年を經てから長崎に來た林子平は...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...奇矯の言を振りまいたといふ廉で林子平を逮捕し「海國兵談」は板木まで沒收したが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...林子平(りんしへい)じゃねえが...
中里介山 「大菩薩峠」
...林子平(りんしへい)なんというのも...
中里介山 「大菩薩峠」
...だからこそ林子平(はやししへい)が『海国兵談(かいこくへいだん)』を出し...
服部之総 「黒船来航」
...林子平(はやししへい)などゝ共(とも)に寛政(かんせい)の三奇士(さんきし)といはれた蒲生君平(がまうくんぺい)が...
濱田青陵 「博物館」
...林子平が日本橋下の水が英海峡の水と通うと言ったごとく...
南方熊楠 「十二支考」
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