「林」の意味
樹木が多く生えている所。森よりも木がまばらなもの
小説での「林」の使い方
...大森林を後に眞間の入江を前に...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...郡内のある村にて稲荷(いなり)社の山林を伐木(ばつぼく)した...
井上円了 「おばけの正体」
...この林を越すと、船はぐるりと廻ってまた港に入(い)り、そこで初めて趙荘が見えた...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...小林君はそのいすにかけて...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...一寸した林があるね...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...伯林(ベルリン)陥落後二カ月...
中谷宇吉郎 「硝子を破る者」
...中腹の柵の中には保安林と書いてあつた...
林芙美子 「摩周湖紀行」
...あの畑を抜けると櫟林の手前に四囲を蜜柑の樹で深々と取り巻かれたさゝやかな芝生のあることを君は知つてゐるだらう...
牧野信一 「読書と生活」
...その汁と前の汁とを混ぜて掻き廻すとドロドロの物が出来ますからその中へ蜜柑(みかん)の身と林檎(りんご)の小さく切ったのとを沢山混ぜて出しますとなかなか美味(おい)しゅうございます...
村井弦斎 「食道楽」
...時河原林春塘携酒...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その代り東の方の林の間には...
夢野久作 「白髪小僧」
...小林秀雄はそこを知ってるもんだから...
横光利一 「夜の靴」
...先に帰られたらどうだ」「はッ、願うてもないことで」と、雲林院は、赤面と狼狽(ろうばい)をもって、そこそこに室外へ退(さ)がって行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...それご承知の上なれば」「林冲どの...
吉川英治 「新・水滸伝」
...源氏にゆかりの田野や叢林はあるが...
吉川英治 「随筆 新平家」
...林の中はもうじっとりと夕闇がこめていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...滝からと林からと入り乱れた微風が室内を吹き通した...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...しかし恐ろしい密林に覆われ...
和辻哲郎 「鎖国」
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