...彼女は枕上で何かを考え込んでいるようだ...
...古代中国では枕上に文字を記すことが行われていた...
...枕上の虫の鳴き声がうるさい...
...夜中、枕上で悪夢を見てしまった...
...整体師によると、枕上の高さが足の疲れにも影響するという...
...故国にあるその妻が寒暑につけても夫の身を案じつつ打った砧の音が遠く万里を隔てた夫の枕上に響いたという故事を話して聞かす...
上村松園 「砧」
...枕上(まくらがみ)のところに仮りの床(とこ)の間(ま)が設けてあって...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...枕上(まくらがみ)のしきを隔てて座を与えられた...
寺田寅彦 「根岸庵を訪う記」
...やっと床につく多くの人には枕上は眠る事が第一義である...
寺田寅彦 「路傍の草」
...枕上随園詩話を繙いて眠る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...枕上頻に旧事を追懐す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...枕上ベルヂツク現代詩文集を読む...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...枕上児嶋氏の散文考をよむ...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...枕上仮名垣魯文の富士詣をよむ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...枕上クローデルの戯曲ペールユーミリヱーを読む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...帰宅の後枕上マルセルブーランヂヱーの小説マルグリツトを読む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...螽(こほろぎ)が枕上ちかく飛んでくるのを見るあたりの...
長谷川時雨 「夏の夜」
...心経を習ひ損ねし箒川夜のかしましき枕上かな心経は般若心経で門前の小僧誰も知つてゐる短いお経である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...小い阿弥陀様が犬の枕上に立たれて...
正岡子規 「犬」
...おめえの枕上に、ついじきに立ってやるから、――こうした家の、裏口を、あけ閉(た)てすることなんぞは、お初に取っては、苦でもない...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...枕上潜垂涙(ちんじやうひそかになみだをながし)...
森鴎外 「魚玄機」
...遠くからズシンズシンと地を伝わって来る地響きの震動を枕上にきき...
柳田国男 「故郷七十年」
...血だらけになった娘のお熊が枕上(まくらがみ)に立ってサメザメと泣きまする』とか何とか言うて高声を立てて泣き崩れたとか言う話じゃが……」「ふうむ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
便利!手書き漢字入力検索