例文・使い方一覧でみる「枇」の意味


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...おなかのなかへ杷の木がはえるときいてなきながら杷のなるのをまつてたがいつまでたつてもはえなんだ...   おなかのなかへ枇杷の木がはえるときいてなきながら枇杷のなるのをまつてたがいつまでたつてもはえなんだの読み方
竹久夢二 「どんたく」

...杷の花がほろ/\こぼれる...   枇杷の花がほろ/\こぼれるの読み方
種田山頭火 「其中日記」

...とう/\雪がふりだした裏藪のしづもり・まづ杷の葉のさら/\みぞれして・けふいちにちはものいふこともなかつたみぞれ・けさから麦飯にしてみぞれになつて・雪晴れ...   とう/\雪がふりだした裏藪のしづもり・まづ枇杷の葉のさら/\みぞれして・けふいちにちはものいふこともなかつたみぞれ・けさから麦飯にしてみぞれになつて・雪晴れの読み方
種田山頭火 「其中日記」

...・こゝに枯れたるこの木の冬となる(庵の杷樹)・大根漬けてから長い手紙を書く・ひなたはあたゝかくやがて死ぬる虫いつとなく草枯れて家が建ち子が泣いてゐるお寺の鐘が鳴りだしました蔦紅葉病めるからだをあるかせてゐるよ草の実よ虫なくや咳がやまないなんだか人なつかしい草はみのつてゐるみちあまりひつそりして死相など考へては十一月十一日のどかな晴れ...   ・こゝに枯れたるこの木の冬となる・大根漬けてから長い手紙を書く・ひなたはあたゝかくやがて死ぬる虫いつとなく草枯れて家が建ち子が泣いてゐるお寺の鐘が鳴りだしました蔦紅葉病めるからだをあるかせてゐるよ草の実よ虫なくや咳がやまないなんだか人なつかしい草はみのつてゐるみちあまりひつそりして死相など考へては十一月十一日のどかな晴れの読み方
種田山頭火 「其中日記」

...夏になると、杷も熟する...   夏になると、枇杷も熟するの読み方
外村繁 「澪標」

...桜ン坊と杷とベビーの靴下編みだ...   桜ン坊と枇杷とベビーの靴下編みだの読み方
豊島与志雄 「意欲の窒息」

...日頃の用心もそのかいなく鳥啼(な)き花落ちる頃に及んでかえって流行感冒にかかりつづいて雨の多かったためか新竹伸びて杷(びわ)熟する頃まで湯たんぽに腹あたためぬ日とてはなく食事の前後数うれば日に都合六回水薬粉薬取交(とりま)ぜて服用する煩(わずら)わしさ...   日頃の用心もそのかいなく鳥啼き花落ちる頃に及んでかえって流行感冒にかかりつづいて雨の多かったためか新竹伸びて枇杷熟する頃まで湯たんぽに腹あたためぬ日とてはなく食事の前後数うれば日に都合六回水薬粉薬取交ぜて服用する煩わしさの読み方
永井荷風 「雨瀟瀟」

...杷も亦熟す...   枇杷も亦熟すの読み方
永井荷風 「断腸亭日乗」

...又杷の実の黄色に熟したるさま...   又枇杷の実の黄色に熟したるさまの読み方
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」

...杷の実はわたくしが始めて心づいたその翌日(あくるひ)には...   枇杷の実はわたくしが始めて心づいたその翌日にはの読み方
永井荷風 「枇杷の花」

...色もなき杷の花の咲くのを眺め...   色もなき枇杷の花の咲くのを眺めの読み方
永井荷風 「枇杷の花」

...そんなことは、道庵に聞かねえたって、もっと安直に聞けるところがありそうなものだが、聞かれて知らねえというのも業腹だから、後学のため教えてつかわそう、そもそも三ぴんというのは……」この時、道庵は手に持っていた青竹を橋の欄干のところへ静かに置き、懐中へ手を入れたと見ると、例の畳んだ奉書を取り出して物々しくおしいただき、それを繰りひろげて高らかに読み出しました――「そうれ、ツラツラおもんみるに、三一(さんぴん)とは三と一といふことなり、三は三なれども一はまたピンともいふ、ここに於て三両一人扶持(ぶち)をいただくやからをすべて三ピンとは申すなり、まつた、折助といふは、柳原河岸その他に於て、これらの連中が夜鷹の類を買ひて楽しむ時、玉代として銭の緡(さし)を半分に折りて差出すを習ひとするが故に、折助とは申すなり、それ中ごろの折助に二組の折助あり、一つを山の手組といひ、一つを田圃組(たんぼぐみ)といふ、その他にも折助は数々あれども、この二つの折助の最も勢力ある山の手組の背(うし)ろには、百万石の加賀様あり、田圃組の背ろには鍋島様が控へてゐる故とぞ申す、もとより御安直なる折助のことなれば、天下国家に望みをかける大望はなけれども、これら大名達の威光を肩に着て諸大名屋敷の味噌すり用人と結託し、人入れ稼業を一手に占めんとする企みのほど、恐るべしとも怖るべし、帰命頂礼(きみようちようらい)、穴賢(あなかしこ)」道庵が、杷島橋の上で、天も響けとこういって読み上げた勧進帳もどきを聞いて、「こいつが、こいつが」金十郎がいきり立つと、安直がしゃしゃり出て、「あんたはん、三ぴんや言いなはるが、三両だかて大金やさかい、一人扶持かて一年に均(なら)してみやはりまっせ、一石八斗二升五合になりまんがな、今時、諸式が上りはって、京大阪で上白(じょうはく)一桝(ひとます)が一貫と二十四文しますさかい、お金に換えたら十八両六貫三百六十八文になりまんがな、それにお給金三両足しますとな、たっぷり二十両がとこありまんがな、大金じゃがな、そないに三ぴん三ぴん言うとくれやすな、チャア」これを聞いて道庵が、さては、こいつ、阪者(さかもの)の出来損ないであったか、なるほどみみっちい! と感心していると、前面からのしかかった紺看板が、「ファッショ」「ファッショ」ファッショ、ファッショで道庵を揉(も)みくちゃにしようと試みる...   そんなことは、道庵に聞かねえたって、もっと安直に聞けるところがありそうなものだが、聞かれて知らねえというのも業腹だから、後学のため教えてつかわそう、そもそも三ぴんというのは……」この時、道庵は手に持っていた青竹を橋の欄干のところへ静かに置き、懐中へ手を入れたと見ると、例の畳んだ奉書を取り出して物々しくおしいただき、それを繰りひろげて高らかに読み出しました――「そうれ、ツラツラおもんみるに、三一とは三と一といふことなり、三は三なれども一はまたピンともいふ、ここに於て三両一人扶持をいただくやからをすべて三ピンとは申すなり、まつた、折助といふは、柳原河岸その他に於て、これらの連中が夜鷹の類を買ひて楽しむ時、玉代として銭の緡を半分に折りて差出すを習ひとするが故に、折助とは申すなり、それ中ごろの折助に二組の折助あり、一つを山の手組といひ、一つを田圃組といふ、その他にも折助は数々あれども、この二つの折助の最も勢力ある山の手組の背ろには、百万石の加賀様あり、田圃組の背ろには鍋島様が控へてゐる故とぞ申す、もとより御安直なる折助のことなれば、天下国家に望みをかける大望はなけれども、これら大名達の威光を肩に着て諸大名屋敷の味噌すり用人と結託し、人入れ稼業を一手に占めんとする企みのほど、恐るべしとも怖るべし、帰命頂礼、穴賢」道庵が、枇杷島橋の上で、天も響けとこういって読み上げた勧進帳もどきを聞いて、「こいつが、こいつが」金十郎がいきり立つと、安直がしゃしゃり出て、「あんたはん、三ぴんや言いなはるが、三両だかて大金やさかい、一人扶持かて一年に均してみやはりまっせ、一石八斗二升五合になりまんがな、今時、諸式が上りはって、京大阪で上白一桝が一貫と二十四文しますさかい、お金に換えたら十八両六貫三百六十八文になりまんがな、それにお給金三両足しますとな、たっぷり二十両がとこありまんがな、大金じゃがな、そないに三ぴん三ぴん言うとくれやすな、チャア」これを聞いて道庵が、さては、こいつ、阪者の出来損ないであったか、なるほどみみっちい! と感心していると、前面からのしかかった紺看板が、「ファッショ」「ファッショ」ファッショ、ファッショで道庵を揉みくちゃにしようと試みるの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...杷島橋(びわじまばし)以来の面ぶれ...   枇杷島橋以来の面ぶれの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

......   の読み方
長塚節 「長塚節歌集 中」

...水蜜桃(すいみつとう)や、林檎(りんご)や、杷(びわ)や、バナナを綺麗(きれい)に籠(かご)に盛って、すぐ見舞物(みやげもの)に持って行けるように二列に並べてある...   水蜜桃や、林檎や、枇杷や、バナナを綺麗に籠に盛って、すぐ見舞物に持って行けるように二列に並べてあるの読み方
夏目漱石 「夢十夜」

...総体薄杷色(うすびわいろ)で...   総体薄枇杷色での読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...杷葉湯(びわよとう)がびっくりして逃げ腰になってるじゃねえか...   枇杷葉湯がびっくりして逃げ腰になってるじゃねえかの読み方
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」

...杷の葉ほどの小硯に...   枇杷の葉ほどの小硯にの読み方
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」

「枇」の読みかた

「枇」の書き方・書き順

いろんなフォントで「枇」

「枇」の英語の意味


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片肺   しつらえる   対抗姿勢  

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