...「板縁」で家を建てた友人がいる...
...この部屋の床には板縁が使われている...
...修理のために板縁を探している...
...板縁を選ぶ時は、材質や幅に注意が必要...
...築100年以上の古民家で使用されている板縁が美しい...
...榻(こしかけ)に坐ったまま板縁の地図へずっと手をさしのばして...
太宰治 「地球図」
...どこか勝手口のような所にあった高い板縁へよじ上ろうよじ上ろうとしてあせったことが一つの重大な事項になっているのである...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...冬の夕まぐれの茶の間の板縁で古新聞を引破ってのホヤ掃除をした経験をもたない現代青年が...
寺田寅彦 「追憶の冬夜」
...最も普通の不思議は廻廊の板縁(いたべり)の上に...
柳田国男 「山の人生」
...蝋色鞘(ろいろざや)の大刀を板縁に突いて手を置きながら...
吉川英治 「江戸三国志」
...炭のように焦げた本堂の板縁へ...
吉川英治 「江戸三国志」
...と――板縁を廻って...
吉川英治 「江戸三国志」
...板縁は鏡のように凍るので...
吉川英治 「剣の四君子」
...宮の板縁(いたえん)へ迎えあげて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...死骸(しがい)は湖水の底へ」板縁に立って...
吉川英治 「神州天馬侠」
...板縁に畏(かしこま)って...
吉川英治 「新書太閤記」
...すぐ詰(つめ)の間(ま)の者が紙燭(ししょく)を掲げて板縁にひざまずいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこの板縁を後ろにして...
吉川英治 「親鸞」
...「あっ」何かと驚きながら板縁を駈け出してゆくと...
吉川英治 「親鸞」
...板縁から飛び降りた...
吉川英治 「親鸞」
...雪の庭という、まっ白な、凝灰岩の庭を見て、板縁づたいに、そのまま辞して外へ立ち出る...
吉川英治 「随筆 新平家」
...眼八は板縁にかしこまって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ぼつぼつお暇(いとま)しようか」板縁を顧みていうと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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