...俎板木で肉を切ったら、旨味が引き立つ...
...俎板木を乾燥させると、風合いが増す...
...俎板木は丈夫で長持ちする材料です...
...俎板木を使うことで包丁の切れ味が長持ちする...
...俎板木の手入れを怠ると、臭いが付くことがある...
...赤煉瓦の小さな板木師の家で...
内田魯庵 「人相見」
...始業の板木(ばんぎ)が鳴りわたり...
壺井栄 「二十四の瞳」
...彼の『三国通覧』『海国兵談』はその板木(はんぎ)さえも取り上げられたり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...これは何處か大阪の本屋に板木が今でもあるだらうと思ひますが...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...一枚の板木(はんぎ)にて緑色(りょくしょく)及び紅色(こうしょく)二度摺の法を案出するや...
永井荷風 「江戸芸術論」
...各色(かくしょく)に従ひ板木を別々にするの法を取らしめたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...この度(たび)各色ごとに板木を異にするに及びて...
永井荷風 「江戸芸術論」
...あたかも好(よ)し宝暦過ぎて明和改元の翌年浮世絵板刻の技術は鈴木春信並に板木師金六(はんぎしきんろく)の手によりて肉筆画に異ならざる完全なる彩色摺(さいしきずり)の法を工夫(くふう)し得たり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...さしずめ唯今板木(はんぎ)に取りかかっております『田舎源氏』の三十九篇...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...あわただしく板木(はんぎ)がなるとつづいておこるホラ貝のひびき...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...今鳴つた板木はお説教の初まる知せであるとは云へ...
平出修 「夜烏」
...怨めしいとのみ思つて居た板木の響は彼女の心を妙に惹きつけた...
平出修 「夜烏」
...授業の始まるごとに合図の板木を叩(たた)くのは先生で...
槇本楠郎 「先生と生徒」
...それが板木を売つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...一方の隣がもう珍らしいものになっている板木師(はんぎし)で...
森鴎外 「雁」
...使えなくなったような板木を安く買い...
山本周五郎 「新潮記」
...板木(ばんぎ)を叩き...
吉川英治 「新・水滸伝」
...板木師(はんぎし)が一本一本毛彫(けぼり)にかけたような髪の生(は)えぎわも...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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