...屋根・四壁等皆板張り...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...箱の板張り一枚を隔てて...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...それは地面から一フィートの高さに置いた板張りで...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...畳敷きが床板張りになった処で...
戸坂潤 「社会時評」
...小使室ともいうべき板張りの床...
中里介山 「大菩薩峠」
...湿つた床は板張りで...
中原中也 「亡弟」
...梯子(はしご)段の板張りに寝転んで本を読む...
林芙美子 「新版 放浪記」
...間もなく扉の板張りに...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...病室もすべて板張りに薄縁で...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「これが見せて呉れる証拠というやつか」「まだまだ、時間はたっぷりあるさ、まず美味(うま)い物を食ってからのことだ」風呂舎はやはり檜材の、三方板張りで、天床に硝子(ガラス)製の(当時としては極めて贅沢(ぜいたく)な)吊(つ)り灯りがあり、入口の戸を閉めると、高さ一丈、周囲八尺ほどの箱のようになる...
山本周五郎 「山彦乙女」
...ワーッ……と泣き出しながら板張りへ突伏した...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...板張りの上に片膝をストンと突いて見せたが...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...板張りのデッキへ帰る三尺幅ぐらいの鉄の橋の向うに一人の巨漢がこっちを向いて仁王立になっている...
夢野久作 「オンチ」
...お台所の際(きわ)の板張りの上に薄い薄い蒲団(ふとん)を敷いて...
夢野久作 「キキリツツリ」
...板張りの上に脱いでおいた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...廊下の板張りの上に立ち止まった...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...黒々と拭き込んだ板張りにも...
夢野久作 「復讐」
...力も何も無くなって冷たい板張りの上に寝ながら...
無署名(夢野久作) 「三つの眼鏡」
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