...元箱根、松坂屋...
高浜虚子 「五百五十句」
...箱根元箱根、松坂屋...
高浜虚子 「六百句」
...そういう自分の国から出た英雄豪傑を、有難がらねえような了見ではいけねえから、それで道庵が示しのために、わざわざ自腹をきって、ああやって太閤祭りをやって見せたのさ」「なるほど」「この間、お前と供養のお祭りをした太閤秀吉の生れ故郷は、ここから見てドコに当るか、お前わかるか」「おいらにゃあ、さっぱり見当がつかねえよ」「そうら見ろ、あの田の向うに当って、こんもりと森になったところがそれだ」「なるほど」「ところで、友様、東西南北がわかるか」「わからねえ」「そうら、こっちが西だ、遥か向うの平野に雲煙縹渺(うんえんひょうびょう)たるところ、山がかすんで見えるだろう、あれが伊勢の鈴鹿山だ」「えッ、伊勢の鈴鹿山かい」米友が眼を円くすると、道庵が乗り気になり、「そうだ、あれから南に廻ると関の地蔵に、四日市、伊勢の海を抱いて、松坂から山田、伊勢は津で持つ、津は伊勢……」「うーん」その時唸(うな)り出した米友の顔色を見て、道庵が少しあわてました...
中里介山 「大菩薩峠」
...上野松坂屋へ丁稚奉公をした生意気でおしゃらくな歳どんからはじまる...
中里介山 「大菩薩峠」
...「此暮ニ松坂三右衛門ガ越後ヘ行ク故...
中里介山 「大菩薩峠」
...松坂町の路地を拔けて來ました」とお玉...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...園江金次郎樣が見えて居るが――」噂をされた用人の松坂彦六は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――銀座松坂屋の屋上にて――無用の書物蒼白の人路上に書物を賣れるを見たり...
萩原朔太郎 「氷島」
...上野の松坂やへ出かけて下着などを買いかえると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...先ず上野松坂やへゆき...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...猫を葬つた壬寅の歳には神田松坂町の流行医塩田秀三(しうさん)の養子になつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...榛軒の松坂屋に舎(やど)つてゐたことが知られる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...松坂町から泉岳寺へひきあげてゆく一列の義士たちが...
吉川英治 「折々の記」
...上野介の住んでいる松坂町の屋敷は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...松坂町から通うのは...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...松坂町に見張らせてある偵察組のほうからも...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...その松坂町の辻には...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...伊勢の松坂で拙者の枕元を探った...
吉川英治 「八寒道中」
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