...第一夜を山腹の僧院で送って、翌朝、山の東面を登り、一万二千尺の地点まで行った時、険しい氷の斜面に出喰わして引返した...
石川欣一 「可愛い山」
...神奈川縣橘樹郡旭村大字駒岡村(かながはけんたちばなごほりあさひむらおほあざこまおかむら)瓢簟山(ひようたんやま)の東面部(とうめんぶ)に其怪窟(そのくわいくつ)はある...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...東面(とうめん)の地主(ぢぬし)と西面(せいめん)の地主(ぢぬし)とは...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...東面(とうめん)の彼(か)の參詣者(さんけいしや)の前(まへ)から横穴(よこあな)の中(なか)に入(い)り...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...東面山麓(とうめんさんろく)の山土(さんど)の崩壞(ほうくわい)して堆積(たゐせき)したる一部(ぶ)に...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...既に東面より十和田に上りたり...
大町桂月 「十和田湖」
...金洞の東面に延び...
大町桂月 「妙義山の五日」
...小御所東面の小庭に於て...
太宰治 「右大臣実朝」
...東面すれば太平洋...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...東面すれば太平洋...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...赤石東面の大圏谷は雪最も深く...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...山の広い南東面を展張している...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...東面ことに絶頂と小赤石間の圏谷の上下などは...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...黒岳の東面にはエゾの金梅草が咲く...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...同じような残雪は烏帽子岳の東面にもあって...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...実に御岳東面(この山の表側と見なされる)のほとんど全貌が仰がれ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...それにしても要件は何だろうか?「土合(どあい)からです」「東面ですね」「え……」「一ノ倉ですか」「そうです」問答はそこで終った...
松濤明 「一つのエチケット」
...地図で見ると、いま半之助のいる位置は、甘利山の東面の、ほぼ七合目に当っていた...
山本周五郎 「山彦乙女」
便利!手書き漢字入力検索