...予は永久に毎月この日をもってこの一室に諸友の来遊を待つことと定めた...
石原純 「左千夫先生への追憶」
...これが当時我が国に御来遊中であった英国の皇子コンノート殿下のお目に止まり...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...来遊されていた英国の皇子コンノート殿下のお目にとまり...
上村松園 「わが母を語る」
...鎌倉に来遊せし時...
高浜虚子 「五百句」
...時を同じゅうして来遊の噂ある伊藤公爵とわが蔵相との会見は...
林不忘 「安重根」
...清三は荻生さんにも来遊をうながした...
田山花袋 「田舎教師」
...松陰の来遊、あたかもこの時にあり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...とても帰られなくなりて今欧洲の大都(たいと)に遊ぶ人の心の如くに日本を呪詛(じゅそ)せしものと存候このつぎ御来遊のせつは御一所に奈良へ出かけたきものに候妻(さい)よりよろしく 匆々三月二十一日上田敏永井荷風様侍史大正五年われ既に病みてつかれたり...
永井荷風 「書かでもの記」
...葉松石は同じころ、最初の外国語学校教授に招聘(しょうへい)せられた人で、一度帰国した後、再び来遊して、大阪で病死した...
永井荷風 「十九の秋」
...故山(こざん)に還(かえ)る時一句を残して曰く行春(ゆくはる)の富士も拝まんわかれかな蘇山人湖南の官衙(かんが)にあること歳余(さいよ)病(やまい)を得て再び日本に来遊し幾何(いくばく)もなくして赤坂(あかさか)一(ひと)ツ木(ぎ)の寓居に歿した...
永井荷風 「日和下駄」
...時の台中州知事水越幸一は、蕃情を視察する目的をもって、蕃社に来遊した...
中村地平 「霧の蕃社」
...タンスマン(Alexandre Tansman1897― )日本へ来遊したことがあるので興味が深い...
野村胡堂 「楽聖物語」
...親日派の宗皇帝がしばしば日本に来遊されることはすでにフランス本国でも重大な問題になっており...
久生十蘭 「魔都」
...あなたがホルトゥイシチェへ御来遊下さらなきやあ承知いたしませんよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...英吉利(イギリス)の王子が日本に来遊...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...当時我邦に御来遊中なる露国皇太子殿下(今帝陛下)を大津町において要撃し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...母の来遊の日を変に楽しく待ち遠しがつたりした...
牧野信一 「鏡地獄」
...予等の来遊が遷延したのと...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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