...今日も行乞には出かけられさうにもない、餅でも食べてをるか!夕方、樹明君から来状、今夜は宿直だから、夕飯と晩酌とを御馳走しようとの事、大に喜んで出かける、飲む食べる話す、そして別れてHおばさんのところで、一品の二本、それから二三軒をあるきまはつて(文字通りたゞあるきまはるのである、銭もないし、信用もないから)そして戻つてきて、お茶漬を食べて、ぐつすり寝た、ああ、極楽々々...
種田山頭火 「其中日記」
...宿直の樹明君から来状...
種田山頭火 「其中日記」
...板伯(はんはく)よりの来状あり...
福田英子 「妾の半生涯」
...雑誌『紀州動植物』を編輯発行して居(お)らるる植村利夫君からの御来状で是非にと拙稿を需(もと)められましたので...
牧野富太郎 「植物記」
...大使に対し聖上の御為(おんため)に乾盃を上ぐる役を勧めたる名士よりの来状にいわく...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...護符(ごふ)としていた近衛家の往来状(おうらいじょう)も...
吉川英治 「黒田如水」
...という岐阜(ぎふ)の信長からの来状だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...お奉行の榊原主計頭(さかきばらかずえのかみ)様からもご来状があって...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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