...一度帰られてから八十二年に又来朝せられたが之れは先生には主として日本の陶器を蒐集せらるる為めであった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...遥々(はるばる)太子の後を慕ってボンベイから日本へ来朝したばかりの身の上だということなのであった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...近来朝飯ぬきで、十時に牛乳(ちち)一合...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...アインシュタインが来朝した当時は...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...これと同じ品が嘉永六年、ペルリ来朝の時、武具奉行(ぶぎょう)の細倉謙左衛門に贈られたことがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...ペルリ来朝の時に幕府に提出した開国の意見書を挙げることが出来る...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」
...この二三年来朝晩使い慣(な)れた木の箸(はし)を眺(なが)めて...
夏目漱石 「門」
...来朝の唐人で禅僧の紹介を持ち実隆に面会を求めた宋素卿のごときもあった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...朝鮮人来朝の練物と...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...元来朝日の隣に夕陽が割込むなどということは有り得べき筈はない...
久生十蘭 「魔都」
...松谷鶴子を愛するようになってからはほとんど隔月ごとに頻繁に来朝するようになったというのもまた無理のない次第...
久生十蘭 「魔都」
...この一座が来朝すると決まると...
久生十蘭 「魔都」
...南蛮船に来朝して...
穂積陳重 「法窓夜話」
...それは今日来朝の外人が吉野高尾ほどな文才ある遊君(ゆうくん)に会わず...
南方熊楠 「十二支考」
...クライスラーが来朝した時には...
宮城道雄 「レコード夜話」
...ジムバリスト氏の来朝や...
宮本百合子 「外来の音楽家に感謝したい」
...また同年七月彼が来朝したときの如き...
山本実彦 「十五年」
...その時代には西域人の来朝が少なくない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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