...一度帰られてから八十二年に又来朝せられたが之れは先生には主として日本の陶器を蒐集せらるる為めであった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その時御来朝の英国のコンノート殿下の御目にとまり御買上の光栄に浴しました時から始まり...
上村松園 「想い出」
...ポーランドから来朝した...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...「ただ御来朝になるという知らせが二...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...遥々(はるばる)万斛(ばんこく)の好意をもって来朝された印度の太子さえも日本一流の大会社にかかっては――一流も一流日本においては三池か三矢かと並び称されるくらいのこの一流大会社の社員たちにかかっては...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...Dは数年前にも一度来朝したが...
寺田寅彦 「柿の種」
...軍事通信の任務を帯びて続々我国に来朝せり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...安政五年の夏来朝した英国の使節ヱルヂン伯の一行が幕府当局の有司と赤羽橋の異人接待所に会見する光景を描いた着色画の如きものである...
永井荷風 「冬の夜がたり」
...この二三年来朝晩使い慣(な)れた木の箸(はし)を眺(なが)めて...
夏目漱石 「門」
...彼は一八七三年(明治六年)に来朝し...
蜷川新 「天皇」
...ドイツ皇孫ヘンリー親王の来朝の時から...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...元来朝日の隣に夕陽が割込むなどということは有り得べき筈はない...
久生十蘭 「魔都」
...南蛮船に来朝して...
穂積陳重 「法窓夜話」
...新聞で、彼の来朝を知り、Aが、コロンビアの、プロフェッサー・ジャクソンの教室で紹介されたことがあるので、会ったら彼の為に何か助けられよう、と云うのであった...
宮本百合子 「思い出すこと」
...その来朝したときは警察との間に...
山本実彦 「十五年」
...ベルリンからヴァイオリンを携えて日本に来朝したのであったが...
山本実彦 「十五年」
...大正十二年初頭はじめて日ソ通商復活のため彼が労農特派使節として来朝し...
山本実彦 「十五年」
...両三日前英国からグロスタア公がガアタア勲章捧呈の為に来朝している...
山本周五郎 「青べか日記」
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