...しかもそれが当時御来朝中であらせられた英国皇太子コンノート殿下の御買上げを得た時のことを思い合わせまして...
上村松園 「あゝ二十年」
...その時御来朝の英国のコンノート殿下の御目にとまり御買上の光栄に浴しました時から始まり...
上村松園 「想い出」
...当時あたかもアメリカの水師提督(すいしていとく)ペルリが来朝した時で...
大隈重信 「青年の天下」
...遥々(はるばる)万斛(ばんこく)の好意をもって来朝された印度の太子さえも日本一流の大会社にかかっては――一流も一流日本においては三池か三矢かと並び称されるくらいのこの一流大会社の社員たちにかかっては...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...ずっと前にアインシュタインが来朝したときのことをいろいろ思い出す中に一つあまり従来記録されていないと思うきわめて興味ある現象がある...
寺田寅彦 「柿の種」
...元来朝鮮に於ける国語教育の実践的な仕事に全然携つて居ない私は...
時枝誠記 「国語学と国語教育」
...アインシュタインが来朝した当時は...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...軍事通信の任務を帯びて続々我国に来朝せり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...提督ペルリの来朝...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...此の二術を伝播せむがため来朝せしなりといふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...この二三年来朝晩使い慣(な)れた木の箸(はし)を眺(なが)めて...
夏目漱石 「門」
...彼は一八七〇年(明治三年)に来朝し...
蜷川新 「天皇」
...松谷鶴子を愛するようになってからはほとんど隔月ごとに頻繁に来朝するようになったというのもまた無理のない次第...
久生十蘭 「魔都」
...彼このときはじめて日本へ来朝したのだらう明治卅五年十一月九日から七日間...
正岡容 「大正東京錦絵」
...豊太閤の時朝鮮人来朝せしに...
南方熊楠 「十二支考」
...ジンバリストなどが相ついで来朝したのである...
宮城道雄 「レコード夜話」
...来朝したという信覚(しんかく)・球美らの国人が...
柳田国男 「海上の道」
...欽明天皇の御宇(ぎょう)に来朝して「金多多利金平居等」を献じたゆえに...
柳田國男 「地名の研究」
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