...作者は従来書いたものの少しは知られてゐた人もある...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...(十五日)▼芳菲山人(ほうひさんじん)より来書...
高浜虚子 「子規居士と余」
...十七日には芳菲山人の来書が代りに載せてあって...
高浜虚子 「子規居士と余」
...元来書院と云うものは...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...樹明君から来書、難問題について照会、此問題を解決する能力を私は持つてゐない、さるにても金のほしさよ...
種田山頭火 「其中日記」
...午後は来書の通りに樹明君来庵...
種田山頭火 「其中日記」
...……樹明君からの来書は私の胸を抉るやうに響く...
種田山頭火 「其中日記」
...――Kから来書、ありがたう、安心する...
種田山頭火 「其中日記」
...樹明君から来書、読んでゐるうちに涙ぐましくなつた、あゝありがたい...
種田山頭火 「其中日記」
...――不在中に矢島さん来訪、失礼々々、夕方また来訪、無相君より来書、はるかに健康を祈る...
種田山頭火 「其中日記」
...八雲書林から来書...
種田山頭火 「松山日記」
...将来書物がいっさい不用になる時代が来るであろうか...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...(九月十五日)百二十七○芳菲山人(ほうひさんじん)より来書拝啓昨今御病床六尺の記二...
正岡子規 「病牀六尺」
...予今年七十六歳の知人より聞くは、若い時三井寺で件(くだん)の鐘を見たるに※裂筋あり、往昔弁慶、力試しにこれを提(さ)げて谷へ擲(な)げ下ろすと二つに裂けた、谷に下り推(お)し合せ長刀(なぎなた)で担(にの)うて上り、堂辺へ置いたまま現在した、またその鐘の面に柄附(えつき)の鐘様の窪(くぼ)みあり、竜宮の乙姫(おとひめ)が鏡にせんとて、ここを採り去ったという、由来書板行して、寺で売りいたと...
南方熊楠 「十二支考」
...将来書いて行っても到底望みが無いようなら...
三好十郎 「好日」
...『南方来書』と名づけて幾冊かの本にしておいた...
柳田国男 「故郷七十年」
...……名物と云われる道具には伝来書があるし...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...焼いてくれと持って来た由来書(ゆらいがき)を序文に書きたして...
吉川英治 「茶漬三略」
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