...江戸より来りたる行脚(あんぎや)の俳人(はいじん)を停(とゞめ)おきしに...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...草枯るゝ日数を眺め来りけり十二月九日 笹鳴会...
高浜虚子 「五百五十句」
...剰(あまつさ)え勝手なる幽霊主人公を自由自在に操り来り操り去る等...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...即(すなわち)都市山川(さんせん)寺院の如き非情のものを捉へ来りてこれに人物を配するが如き体(てい)を取れるものあるいは群集一団体の人間を主となしかへつて個人を次となせるが如きものあり...
永井荷風 「小説作法」
...されば両親も自ら覚(さと)る所ありてか遊学中も学資を送り来りて...
福田英子 「妾の半生涯」
...そこへ又報知の西田といふ物分りの悪い新聞記者来り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...屋井が遊びに来り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...阿曽沼夫妻が来り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...十二時半に迎へ来り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
......
前田普羅 「普羅句集」
...傘を購ひ来りて書き流す句に...
正岡子規 「かけはしの記」
...蕪村集を得来りし者には賞を与へんと...
正岡子規 「俳人蕪村」
...仙道成りて数十人虎豹に乗り来り迎う...
南方熊楠 「十二支考」
...外国より蛇群来り攻むれど諸蛇脊にかの女王を負う間は敵常に負け却(しりぞ)く...
南方熊楠 「十二支考」
...三月は獅子のように来り...
南方熊楠 「十二支考」
...奥よりその声を聞付けて台所へ出で来り「お登和さん...
村井弦斎 「食道楽」
...来り会するものは約百人であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...宣教師は来りて雲突計(くもつくばか)りの「チョルチ」を打建(うちたつ)るも...
山路愛山 「英雄論」
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