...次(つい)で英露仏等の諸国も来りて新条約の仲間入(なかまいり)したれども...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...その一種は昔からの仕来りで人を食っても構わないと思っている者で...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...選挙権を疎(おろそ)かにしたる報いは忽(たちま)ち国民自身の頭上に落ち来り...
大隈重信 「選挙人に与う」
...僕江戸に来り墨夷(ぼくい)の事体見聞...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...春陽堂店員来り、全集第二巻の原稿を携へ去る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...午後春陽堂店員来りて全集第一巻の印を請ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...夕刻麻布森下町の灸師来りて療治をなす...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...誰あって来り救おうとするものもありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...隣国の家に泊り合はせし人これを聞き、さては江田源蔵殿なるか、我こそ義経卿の御情を受けし静(しづか)と申すもの也、君の御後をしたひ、是まで来りしが、附添ひし侍は道にて敵の為にうたれぬ、我も覚悟を極め懐剣に手をかけしが、いやいや何とぞして命のうちに、今一度君にまみえ奉らんと、虎口(ここう)の難をのがれ、漸くこれまで来りしなり、おもひもよらず隣家にて其方のねものがたりを聞くうれしさ、これ偏(ひと)へに仏神のお引合せならん、此うへは我をも伴ひ給はれとありければ、源蔵聞て、さては静御前にてましますか、此程のおんものおもひ、おしはかり御いたはし、此上は御心安かれ、是より御供仕らんと、夜もすがら壁を隔てて物語し、翌日此所を御たちありしよりこのかた、此所を美濃と近江の国境、寝物がたりとは申伝ふるなり...
中里介山 「大菩薩峠」
...「モダン日本」の大島来り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...文藝春秋の人など来り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...PCLの矢倉茂雄来り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...※大崎健児来り「昨夜はエノケンに御馳走になったから今夜は一つ」と...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...菊田一夫舞台へ来り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...山村の景色等自己の実見せし者(かつ古人の画題に入らざりし者)を捉(とら)へ来りて...
正岡子規 「俳人蕪村」
...されど君が画における伎倆(ぎりょう)は次第にあらはれ来り何人もこれに対しての賞賛を首肯(しゅこう)せざる能はざるほどになりぬ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...昔から東(あずま)にあり来りで...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...五千余騎にて馳せ来り...
吉川英治 「三国志」
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