...相も変らぬ元の杢阿弥(もくあみ)だよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...一刻の骨折ももとの杢阿弥になってしまう...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...永田杢次の寝ている蒲団が見えた...
火野葦平 「花と龍」
...永田杢次のビリケン型の禿頭の横にころがり...
火野葦平 「花と龍」
...二人が、乞食のような恰好で、彦島を追放され、暗澹とした気持におち入って、さして深い希望も抱かずに、戸畑にやって来たとき、永田杢次は、暖かい気持で二人を迎え、親身(しんみ)もおよばぬ面倒をみてくれた...
火野葦平 「花と龍」
...永田杢次は、いつか、マンの背中で、気持よさそうに、眠っていた...
火野葦平 「花と龍」
...永田杢次はがっかりした顔で...
火野葦平 「花と龍」
...おらこのとおり杢助よ」「するとおぬしゃ...
山本周五郎 「似而非物語」
...杢助が七八歳の頃の出来事だというが...
山本周五郎 「似而非物語」
...杢助はほぼ諒解(りょうかい)した...
山本周五郎 「似而非物語」
...杢助と大差のないくらい痩せていて逞(たくま)しくみえた...
山本周五郎 「似而非物語」
...「わかっただよ」杢助はうんざりしたように云った...
山本周五郎 「似而非物語」
...しぜん重太夫の両眼は杢助の両眼の動きと不可分であり...
山本周五郎 「似而非物語」
...杢助は領主の前に呼ばれて褒美を賜わった...
山本周五郎 「似而非物語」
...杢之助がそうよびかけた...
山本周五郎 「末っ子」
...ひやめしを食ってるほうがましですよ」杢之助の顔色が変った...
山本周五郎 「末っ子」
...杢之進(もくのしん)をいよいよ憂鬱(ゆううつ)にさせて...
吉川英治 「増長天王」
...この杢之進(もくのしん)に較べてみても」立つと思う心もなく...
吉川英治 「増長天王」
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