...ただし条件つきであった...
海野十三 「爆薬の花籠」
...いろいろ条件つきではあるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...内証で見せてやるという条件つきであったような気がする...
寺田寅彦 「初旅」
...必ずお寺を出てくださるという条件つきなのですよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ブーニョー伯爵も条件つきで迎えられていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...われ/\のそばへ余り近く寄って来ないという条件つきなのです...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...実はこうなんだ」「訳は聞いても御嫁にゃ行かなくってよ」「条件つきに聞くつもりか...
夏目漱石 「虞美人草」
...待対(たいたい)世界の凡(すべ)てのものが悉(こと/″\)く条件つきで其(その)存在を許されてゐる以上...
夏目漱石 「点頭録」
...そうしてその信書はきっと父母(ふぼ)が眼を通した上で本人の手に落つるという条件つきの往復であるという事まで確めた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...このような条件つきで原稿を書かねばならぬのはラジオ小説懸賞応募者ばかりであろうか...
新美南吉 「童話における物語性の喪失」
...水上サト子に再譲渡するという条件つきで...
久生十蘭 「あなたも私も」
...皇太子アレクシスに皇位を継承させる留保条件つきで呆然と退位を承認したが...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...八重を奉公に寄せば此方ぢや三年分の給料を先に払ふといふ条件つきなんだよ...
牧野信一 「南風譜」
...小説家としては幾分表面的な場合もあるだろうがと条件つきに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかしその独立は条件つきのもので...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...あなたの反戦論が絶対的反戦論か条件つきの反戦論かを知っておきたいし...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...いわば我々はこのような歩みに従うという条件つきで生れて来たようなものである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...二人が同意したならば受けるという条件つきで返事を出すことにしよう」といった...
柳田国男 「故郷七十年」
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