...条約において条文の下に記載される細かい規定を「条下」と呼ぶことがある...
...「この件については、もう少し詳細に条下を確認したい」というように、細かい規定を見たい場合に使われる...
...「条下にはこう書いてあるから、それに従って行動しなければならない」というように、細かい規定があることを指摘する場合に使われる...
...「条下の記載がなければ、この規則は適用されない」などというように、条下の存在が重要である場合に使われる...
...「条下」という言葉自体はあまり一般的ではなく、日常会話ではあまり使われない...
...『悪霊の存在』の条下に...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...著者は成る可く、此弊を避けんが為めに、個々の条下に、多くの実例を挙げ、学説の叙述と実例の説明と、互に相交替して、単調の弊に陥らざらんことを勉め、成る可く具躰的の智識を与えんことを勉めたり...
高木敏雄 「比較神話学」
...ただし玉茎の条下の※の字の注に...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また無花果の条下に「日本ニモトヨリイチヂクト云物別ニアリ………イチヂクニ似タル故ニ無花果ヲモイチヂクト云」と断言している...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...小野蘭山の『本草綱目啓蒙』馬蓼イヌタデの条下に「品類多シ野生シテ辛味ナク食用ニ堪ザル者ヲ皆イヌタデ或ハ河原タデト呼ミナ馬蓼ナリ」とある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
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牧野富太郎 「植物一日一題」
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牧野富太郎 「植物一日一題」
...井岡冽(いおかれつ)纂述の『毛詩名物質疑(もうしめいぶつしつぎ)』(未刊本)巻之三、の条下に、「通名御柳寛保年中夾竹桃ト同時ニ始テ渡ル甚活シ易シ其葉扁柏ノ如ニシテ細砕柔嫩々トシテ下垂ス夏月穂ヲ出ス淡紅色草花ノ如シ秋ニ至リ再ビ花サク本邦ニ来ルモノ一年両度花サク唐山ニハ三度花サクモノモアリ故ニ三春柳ノ名アリ云々」と叙してあって、日本へ来ているギョリュウも一年に二度花の咲くことが書いてあるが、しかし夏から秋にかけては、枝によってその花に前後もあれば遅速もあろうから、眺めようによっては二度にも三度にもなるのである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...李時珍(りじちん)がその著『本草綱目(ほんぞうこうもく)』芳草類なる薫草の条下で述べるところによれば「古ヘハ香草ヲ焼テ以テ神ヲ降ス...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また田村西湖(たむらせいこ)口義の『本草綱目記聞(きぶん)』薯蕷の条下に「ナガイモト云ハヤマイモノ人作ヲ経タルモノナリ」と書いてあるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...宗碩(そうせき)の『藻塩草(もしおぐさ)』「さね木の花」(サネカズラの事)の条下に「さねきさなき同事也」と書いてある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...栗の条下に「上野下野越後及紀州熊野ノ山中ニ有リ二山栗一小扁ク一歳ニ再三(フタタビミタビ)結レ子ヲ其樹不二大木ナラ一所謂ル茅栗(ササクリ)是カ乎」と書いてあるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...これについて上の『本朝食鑑』栗の条下に次の如く書いてある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...すなわちその文章は創世記の条下に「又待至七日...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...『広羣芳譜』の茱萸の条下に山茱萸として「朱実山下開...
牧野富太郎 「植物記」
...『四神地名録』多摩郡喜多見村条下に「この村に蛇除(よ)け伊右衛門とて...
南方熊楠 「十二支考」
...津浪にともなう発光現象の条下に記すから...
武者金吉 「地震なまず」
...京都新車屋町二条下る山崎惣兵衞の長女初枝を娶れり...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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