...条約において条文の下に記載される細かい規定を「条下」と呼ぶことがある...
...「この件については、もう少し詳細に条下を確認したい」というように、細かい規定を見たい場合に使われる...
...「条下にはこう書いてあるから、それに従って行動しなければならない」というように、細かい規定があることを指摘する場合に使われる...
...「条下の記載がなければ、この規則は適用されない」などというように、条下の存在が重要である場合に使われる...
...「条下」という言葉自体はあまり一般的ではなく、日常会話ではあまり使われない...
...西洞院七条下ル堀川の小さな家へ移った...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...茲に天然神話の条下に...
高木敏雄 「比較神話学」
...それで彼はこの条下で地の球形説に対して...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...この物質量の無限大を論ずる条下に現われているもう一つの重要な考えがある...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...どの条下(くさり)を語れという殿様の御所望で御座いますか?』女の声は答えた――『壇ノ浦の戦(いくさ)の話をお語りなされ――その一条下(ひとくさり)が一番哀れの深い処で御座いますから』芳一は声を張り上げ...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...また益軒の『大和本草(やまとほんぞう)』にも紫羅傘すなわちイチハツの条下に「民家茅屋の棟ニイチハツヲウヘテ大風ノ防ギトス風イラカヲ不破」と書いてある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...本居宣長(もとおりのりなが)の『玉かつま』十二の巻「はまゆふ」の条下に「浜木綿………浜おもとと云ふ物なるべし………七月のころ花咲くを其色白くて垂(タリ)たるが木綿に似たるから浜ゆふとは云ひけるにや」と書いてあるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
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牧野富太郎 「植物一日一題」
...井岡冽(いおかれつ)纂述の『毛詩名物質疑(もうしめいぶつしつぎ)』(未刊本)巻之三、の条下に、「通名御柳寛保年中夾竹桃ト同時ニ始テ渡ル甚活シ易シ其葉扁柏ノ如ニシテ細砕柔嫩々トシテ下垂ス夏月穂ヲ出ス淡紅色草花ノ如シ秋ニ至リ再ビ花サク本邦ニ来ルモノ一年両度花サク唐山ニハ三度花サクモノモアリ故ニ三春柳ノ名アリ云々」と叙してあって、日本へ来ているギョリュウも一年に二度花の咲くことが書いてあるが、しかし夏から秋にかけては、枝によってその花に前後もあれば遅速もあろうから、眺めようによっては二度にも三度にもなるのである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その訳は別項「ナガイモとヤマノイモ」の条下に記してある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...芳草類の薫草零陵香の条下には「又山海経ノ薫草ヲジヤカウサウニ充ル古説ハ穏カナラズ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...栗の条下に「マタ越後ニ三度グリアリ大和本草ニヤマグリト云石州ニテ カシハラグリト云茅栗(ボウリツ)ノ類ニシテ年中ニ三度実ノルト云越後ノミナラズ石州予州土州上野下野ニモアリト云」と出ている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...これについて上の『本朝食鑑』栗の条下に次の如く書いてある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...すなわちその文章は創世記の条下に「又待至七日...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...『本草綱目』呉茱萸の「釈名」条下で李時珍が「茱萸ノ二字義未ダ詳ナラズ」(漢文)と書いている...
牧野富太郎 「植物記」
...これは我邦に多き駒形明神駒形石(『木曾路(きそじ)名所図会』信州塩灘駅条下に出(い)づ...
南方熊楠 「十二支考」
...)一と先高倉五条下る処曹洞派禅院宗仙寺へ御棺御移申上...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...京都新車屋町二条下る山崎惣兵衞の長女初枝を娶れり...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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