...赤条々(はだか)にして木の枝へ釣(つる)し上げてな...
泉鏡花 「海城発電」
...書物の上に一条々々書いてある...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...これらの条々に従うのにさしたる無理もなく...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...しかしまずこの条々についても少し実際的に言って見ると...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...等の条々を云い含められたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...三柳(やなぎ)(た)れて条々(じょうじょう)の煙を欄(らん)に吹き込むほどの雨の日である...
夏目漱石 「虞美人草」
...およそ次のような条々である...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...希望の条々につき...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...第四 前の条々は人に働きありて心事の不行届きなる弊害なれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...(風俗を異にす)右条々のごとく...
福沢諭吉 「旧藩情」
...前には旧女大学の条々を論破し去て...
福沢諭吉 「新女大学」
...要求の条々は吉岡の方へ行って話せといふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そして小脇のラツパを取り上げるや余韻条々たる進軍曲を吹奏した...
牧野信一 「蝉」
...胸の中で吟じてゐる秋の歌の条々たる韻律に自ら惚れ惚れと...
牧野信一 「バラルダ物語」
...岸柳条々餞暮秋...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...十七ヵ条の諫書に対して、「以後は、条々、慎んで守るであろう」義昭は、本心にはないことばを、信長の使者へほろ苦い顔して誓った...
吉川英治 「新書太閤記」
...すべてを自分の罪に帰して、「条々、承引(しょういん)仕(つかまつ)った...
吉川英治 「新書太閤記」
...ほぼ一カ月の後に徳政条々として発布された徳政の細目を見ると...
和辻哲郎 「鎖国」
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