...女一 (髪を束ね直しながら)さ...
林不忘 「安重根」
...その上に載せた草花の束ねが呼吸をするたびに縞(しま)のペチコートの上をしずかにころがッていた...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...頸の後のところでリボンで束ねてあった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...陣を堅うし手を束ね魏軍守りて出ざりき...
土井晩翠 「天地有情」
...多くはないがしかし房々(ふさふさ)として低く束ねられてる黒髪...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...政府は手を束ねて...
蜷川新 「天皇」
...」美しいお千代さんの束ねた髪に...
林芙美子 「新版 放浪記」
...道益といえども茫然と手を束ねていたのではなかった...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...悪魔を束ねたかのように踊っていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...これは昔の武士の川狩の様であらうが「束ねて」といふは人は一人で刀は大小二本であるかあるいは二人三人の刀を束ぬるのであるか疑はしい...
正岡子規 「病牀六尺」
...いつもむぞうさにネットのなかに束ねています...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...芭蕉を束ねてゐるわたしに声をかけた...
室生犀星 「故郷を辞す」
...一日刈って束ねた門松(かどまつ)を...
柳田国男 「海上の道」
...船宿で作って呉れた小笹の束ねたのと...
山本周五郎 「めおと蝶」
...束ねて背へ垂れた髪が...
山本周五郎 「山彦乙女」
...畫いたりするのである‥‥彼女は兩耳の上で圓く束ねて置いた頭髮の蝸牛卷を解きはじめた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...無造作に束ねた髪へ...
吉川英治 「篝火の女」
...打ち折り束ねまるめて貧人に与えた...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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