...廬山は古代中国の詩、杜甫の詩に登場する...
...全唐詩の中でも、李白や杜甫などの詩人の作品が特に有名である...
...しかし杜甫だとか...
芥川龍之介 「上海游記」
...西欧の詩人吾これを詳(つまびらか)にせず、東洋の古今ただ詩作家の少なからざるを見るのみ、真詩人の態度を得たるものあるを知らず、屈原(くつげん)、陶潜(とうせん)、杜甫(とほ)、李白(りはく)、皆社会外に立てる人にあらずして要するに詩作家たるのみ、人丸(ひとまろ)、赤人(あかひと)、憶良(おくら)、家持(やかもち)また人格の察すべきなく、今日においてはただその詩作家たるを感ずるのみ、以上の諸大家、詩作家としてはもとよりその大を感ずといえども、人格としては予未だその人を思うことあたわず、要するに真詩人たる態度において欠くるところあるによれり...
伊藤左千夫 「絶対的人格」
...杜甫の『花密藏難見』といふ句を題に...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...それは杜甫のことで...
薄田泣菫 「独楽園」
...序ながら(曰はでもの事であるが)詩に於ては屈原、李白、杜甫‥‥ゲーテ、ユーゴー、シエレイ‥‥を多年に亙つて尊敬してゐる...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...杜甫の『秋日詠懷一百韻』の中に六朝の畫聖顧之の名を一字省いて顧といひ...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...七十は杜甫の詩に...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...李白や、杜甫や、陶淵明やの支那詩人は、すべて皆四十歳から六十歳までの間に、代表的な名詩をたくさん作り、最も油の乘つた活躍をしてゐる...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...杜甫(とほ)の詩は...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...曰(いわ)く、杜甫、杜子美、杜少陵、と」*19僕に、自意識がついには無意識を装いうるということまで到達しなければならなかった...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...流石に杜甫はえらいと思ふ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...杜甫(とほ)が自己の経歴を詳(つまびらか)に詩に作りたると相(あい)似たり...
正岡子規 「曙覧の歌」
...ただ杜甫の経歴の変化多く波瀾(はらん)多きに反して...
正岡子規 「曙覧の歌」
...蕪村の規模は杜甫(とほ)のごとく大ならざりしも...
正岡子規 「俳人蕪村」
...芭蕉が極めておぼろに杜甫(とほ)の詩想を認めしとは異なりしなるべし...
正岡子規 「俳人蕪村」
...杜甫などは違ったものじゃ...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...ダヴィンチも杜甫(とほ)も芭蕉(ばしょう)も歩いた...
三好十郎 「歩くこと」
...私は杜甫を一つ最後に読もうと思って持ち込んだこともある今年の冬だ...
横光利一 「夜の靴」
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