...不思議な人間の杙(くい)打機械があり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...と置場処の間数(けんすう)を示した標杙(くい)が仄白(ほのしろ)く立って...
泉鏡花 「婦系図」
...水夫を裸に的にして色鮮やかにゑどりたる杙(くひ)に結ひつけ射止めたり...
アルテュル・ランボオ 上田敏訳 「醉ひどれ船」
...角杙、活杙の「角」は、「ツヌ」と訓す可く、凡て物の僅かに生じて、未だ発展せざる状態を指す...
高木敏雄 「比較神話学」
...「杙」は「クム」...
高木敏雄 「比較神話学」
...記伝は角杙ノ神を以て、角凝魂(ツヌゴリタマ)ノ命と同神なりとし、活杙ノ神を以て、神祗官八神の一なる生産霊(イクムスビ)ノ神と、同神にして、又活魂(イクムスビ)ノ神とも同神なりと説く...
高木敏雄 「比較神話学」
...棒杙(ぼうぐい)や...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...棒杙(ぼうぐい)相手に物を言うようなものです...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...濠中にあまたの杙(くひ)を植えつけぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...勘次(かんじ)は燒木杙(やけぼつくひ)を地(ち)に建(た)てゝ彼(かれ)に第(だい)一の要件(えうけん)たる假(かり)の住居(すまゐ)を造(つく)つた...
長塚節 「土」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...あるひは杙上住居(くひじようじゆうきよ)と申(まを)します...
濱田青陵 「博物館」
...その土臺(どだい)の杙(くひ)だけが水(みづ)の中(なか)に遺(のこ)つてゐるのです...
濱田青陵 「博物館」
...遺(のこ)つてゐた土臺(どだい)の杙(くひ)から想像(そう/″\)して湖上住居(こじようじゆうきよ)の小屋(こや)を描(か)いたものであります...
濱田青陵 「博物館」
...それは木の杙(くい)と細い溝で出来ていた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それが頸と足首との二箇所で丈夫な杙(くひ)に縛り附けてあるのである...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「老人」
...きまり切って乱杙歯(らんぐいば)を剥出(むきだ)してイヤな笑い方をした...
夢野久作 「巡査辞職」
...母親の狼(おおかみ)みたような乱杙歯(らんぐいば)の笑い顔であった...
夢野久作 「巡査辞職」
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