...しきりに杙打(くいう)ち作業をやっているらしい地響(じひびき)を聞いたことであった...
海野十三 「東京要塞」
...杙俣長日子(くひまたながひこ)の王...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...水渟(たま)る六依網(よさみ)の池七の堰杙(ゐぐひ)打ち八が 刺しける知らに九...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...五三 清淨の杙...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...角杙、活杙の「角」は、「ツヌ」と訓す可く、凡て物の僅かに生じて、未だ発展せざる状態を指す...
高木敏雄 「比較神話学」
...角杙活杙の解釈は...
高木敏雄 「比較神話学」
...棒杙(ぼうぐい)や...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...路傍の白楊の杙であつた...
太宰治 「逆行」
...その時猛きヘクト,ルにプーリダマスは陳じ曰ふ、 60『ヘクト,ル及びトロイアの諸豪並に諸將軍、駿足驅りて此濠を越えんとするは愚かなり、濠を越すこと易からず、鋭き杙は其中に、植えられ、しかもアカイアの壘壁すぐに聳えたつ、騎兵たるもの降り行き戰ふ事を得べからず、 65處は狹し、恐くは害受くること多からむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...*くすべし杙(くひ)を植うる如...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...三階から見る小木の港は新築した家ばかりで三階のすぐ下には僅ばかりの空地があつて燒木杙が立つて居る...
長塚節 「佐渡が島」
...凌霄のやうだと思ひながら復た女を見ると此度は四本の指を前へ向けて勾欄へ兩手を掛けて一心に燒木杙を見おろして居る...
長塚節 「佐渡が島」
...栗(くり)の木(き)の側(そば)に木(き)の枝(えだ)を杙(くひ)に打(う)つて拵(こしら)へた鍵(かぎ)の手(て)へ引(ひ)つ掛(か)けた桔槹(はねつるべ)が...
長塚節 「土」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...あるひは杙上住居(くひじようじゆうきよ)と申(まを)します...
濱田青陵 「博物館」
...その證據(しようこ)にはその杙(くひ)のある附近(ふきん)を掘(ほ)つて見(み)ますと...
濱田青陵 「博物館」
...湖上住居(こじようじゆうきよ)と同(おな)じような杙(くひ)をたて...
濱田青陵 「博物館」
...『月の出羽路』には突杙の字を宛てている...
柳田國男 「地名の研究」
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