...暫く行くと道標の杙(くい)が立って居て...
レオニイド・アンドレイエフ Leonid Andrejew 森鴎外訳 「犬」
...と置場処の間数(けんすう)を示した標杙(くい)が仄白(ほのしろ)く立って...
泉鏡花 「婦系図」
...次に妹活杙(いもいくぐひ)の神二柱...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...但し杙の義とする説もある...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...その小竹(しの)の苅杙(かりばね)五に...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...祭を行うために杙をうつ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...こゝに杙(くひ)をたてゝ細糸(ほそいと)の網(あみ)をはりて鳥をとる...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...角杙活杙の解釈は...
高木敏雄 「比較神話学」
...棒杙(ぼうぐい)や...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...路傍の白楊の杙であつた...
太宰治 「逆行」
...農民は原野に境界の杙(くい)を打ち...
太宰治 「心の王者」
...カルポフが喇叭(ラッパ)の新しい紐と天幕の杙(くい)を忘れたとか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...其り繁く並べて杙(くひ)を植う...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...火は此の燒木杙の邊から發したので此宿は眞先に燒けて家人は何一つ救ふことが出來なかつたとのことである...
長塚節 「佐渡が島」
...栗(くり)の木(き)の側(そば)に木(き)の枝(えだ)を杙(くひ)に打(う)つて拵(こしら)へた鍵(かぎ)の手(て)へ引(ひ)つ掛(か)けた桔槹(はねつるべ)が...
長塚節 「土」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...またあるところでは湖水(こすい)の中(なか)に棒杙(ぼうぐひ)を打(う)つてその上(うへ)に小屋(こや)を設(まう)けて棲(す)んでゐました...
濱田青陵 「博物館」
...『月の出羽路』には突杙の字を宛てている...
柳田國男 「地名の研究」
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