...両掛の行李を下げた儘...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...李九齢(りきうれい)は「莫問野人生計事(とふなかれやじんせいけいのこと)」といつた...
芥川龍之介 「野人生計事」
...李花が寝衣(しんい)の袴(はかま)の裾(すそ)をびりりとばかり裂(つんざ)けり...
泉鏡花 「海城発電」
...李剛 (皮肉に)君も偉くなったねえ――...
林不忘 「安重根」
...それがためにせっかくわざわざ出かけて来た自分自身は言わば行李(こうり)の中にでも押しこめられたような形になり...
寺田寅彦 「案内者」
...李は吉村の方をすかし見たが...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...それで李の方へ表情を隠しながら...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...二君枝は吉村の宿を訪れるのを遠慮していたらしく、吉村が最初に訪れた後、一度訪れて来、それからちょっと庭先に来たきりだったが、其後は、李と二人で、しばしば吉村の宿に遊びに来たり、散歩に誘いに来たりした...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...不破の関守氏は行李の中から一枚の滋賀県地図――ではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...李陵は別にありがたいとも気の毒だとも思わなかった...
中島敦 「李陵」
...寝具類幾行李(こり)――種々な荷物が送られた...
長谷川時雨 「木魚の顔」
......
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...馬元義と李朱氾の眠っていた内陣の壇からすばやく奪い返し...
吉川英治 「三国志」
...李や郭(かくし)の兵が...
吉川英治 「三国志」
...李俊(りしゅん)は立って...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「黒旋風(こくせんぷう)李逵(りき)」とさえいって脅(おど)かせば...
吉川英治 「新・水滸伝」
...さすが大酔の李逵もギクとした容子(ようす)であった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...李逵(りき)である...
吉川英治 「新・水滸伝」
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