...………李小二は、この雨銭(うせん)の中に、いつまでも、床に這ったまま、ぼんやり老道士の顔を見上げていた...
芥川龍之介 「仙人」
...玉に従兄(いとこ)があって粤(えつ)で司李(しほうかん)をしていた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿英」
...李克用は許宣が杭州で薬舗の主管(ばんとう)をしていたことを知ったので...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...李幕事夫婦は許宣の帰ってくるのを待っていた...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...李伯将軍は膝まずき...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...」李は振向いて、草原で遊んでる子供たちの方へ、手の中の栗を空高く投げやった...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...明代(みんだい)四大家の一人です……」田山白雲は行李(こうり)を開いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...二畳の部屋には、土釜や茶碗や、ボール箱の米櫃や、行李や、机が、まるで一生の私の負債のようにがんばって、なゝめにひいた蒲団の上に、天窓の朝日がキラキラして、ワンワン埃が縞のようになって流れて来る...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...――李白――帰去来兮...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...また支那で虎を李耳(りじ)と称う、晋の郭璞(かくはく)は〈虎物を食うに耳に値(あ)えばすなわち止(や)む、故に李耳と呼ぶ、その諱(いみな)に触るればなり〉、漢の応劭(おうしょう)は南郡の李翁が虎に化けた故李耳と名づくと言ったが、明の李時珍これを妄とし李耳は狸児(りじ)を訛(なま)ったので、今も南支那人虎を呼んで猫と為すと言った...
南方熊楠 「十二支考」
...「李粛か...
吉川英治 「三国志」
...ひそかに、帝に近づいていた賈も、暗に、世間の悪評を裏書きするようなことを、兵の間にささやいて、李の兵力を、内部から切りくずしていた...
吉川英治 「三国志」
...李典(りてん)の三名を先鋒に...
吉川英治 「三国志」
...彼は、多くの兵を、押しとどめて、李典にいった...
吉川英治 「三国志」
...李逵はけらけら嘲笑(あざわら)いながら逃げては振り返ってみていたが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...猛夫の李逵(りき)だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...黒旋風(こくせんぷう)の李逵(りき)だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「……?」李逵は...
吉川英治 「新・水滸伝」
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