...あくどい李の紅(あか)いのさえ...
泉鏡花 「瓜の涙」
...まだころがしたままの行李にもたれ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...主人は次ぎの間から古行李を引きずつて來て...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...すなわち行李、靴、教科書、その他書籍、雑誌類、絵葉書、パン類いっさいを売るのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...どうか捉(と)ってください」李幕事はそう云って腰から一両の銀(かね)を出して...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...李生は二本目の矢をつがえて下の方へ注意していたが...
田中貢太郎 「申陽洞記」
...李の秀才型ではあるが一風変った性格が...
豊島与志雄 「浅間噴火口」
...別れに臨んで李陵は友のために宴を張った...
中島敦 「李陵」
...新鮮な李(すもも)のように紅くなって...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...一旦(いったん)避けた身を李に靠(もた)せ掛けてさも苦痛に堪えぬらしく泣くのである...
森鴎外 「魚玄機」
...李別は、叔父に代って、「諸君、こういうわけだ」と、樊稠の罪を、席上の将士へ、大声で演舌した...
吉川英治 「三国志」
...「覇陵橋(はりょうきょう)の畔(ほとり)です」李(りかく)が答えた...
吉川英治 「三国志」
...蛇李(だり)と鼠張(そちょう)の二人が...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「てまえが李応ですが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それを仰ぎながら李逵は心から快哉(かいさい)を叫んだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――古顔の朱貴を筆頭に、顧(こ)のおばさん、孫新、李立、時遷(じせん)、楽和(がくわ)、張青、孫(そん)の妻などが、それらのことはやっている...
吉川英治 「新・水滸伝」
...たまたま書きおいてまいったもので」すると後ろで李固が...
吉川英治 「新・水滸伝」
...李逵(りき)の知事服(ちじふく)には猫の子も尾を隠す事泰山(たいざん)はこの日...
吉川英治 「新・水滸伝」
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