...「このタイルの色は朽葉色だね」...
...「彼女は朽葉色のスカートが似合う」...
...「あの木の葉っぱの色は朽葉色に変わっている」...
...「和室に置いてある茶碗の色は朽葉色が美しい」...
...「彼のアイデアは朽葉色の世界観を表現している」...
...左右同形のラセットアップル〔朽葉色の冬林檎〕に似ているので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...垣根の下に實(み)が割れた朽葉色(くちばいろ)の萎れた雜草の匂がする...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...朽葉色の蓋(かさ)を反らして...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...参謀肩章をつるしたひとが朽葉色のしゃれたシートに掛け...
久生十蘭 「だいこん」
...あの朽葉色の部屋では一体何が起ったというのであろう...
久生十蘭 「魔都」
...足首も埋まりそうな朽葉色の絨氈の上には...
久生十蘭 「魔都」
...(若き日の孤独を灼きつくす情熱をわれらに与えよわれらをして戦いに凍えたる手と疲れたる唇に友を亨けしめよ銀の鉛屋根の上に朽葉色の標燈の照らす夜をわれらの老いたる母のひとり眠る時明るき原と自由なる槌を...
槇村浩 「青春」
...スケエの城の灰色の石は殺された捕虜の古い血で朽葉色に染まっていた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「かなしき女王」
...面もほとんど朽葉色(くちばいろ)に焦(や)けて...
吉川英治 「剣難女難」
...朽葉色(くちばいろ)の法衣の上にもし腹巻をあてていなかったらそのまま庵主として見てもふさわしい人だった...
吉川英治 「私本太平記」
...朽葉色(くちばいろ)の汚ない法衣(ころも)は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...朽葉色の衣(ころも)に白い木綿を下に着て...
吉川英治 「親鸞」
...朽葉色(くちばいろ)や浅黄の布(ぬの)を垂れて部屋をかくしている構えもある...
吉川英治 「親鸞」
...朽葉色(くちばいろ)の法衣(ころも)や...
吉川英治 「親鸞」
...朽葉色の直垂衣(ひたたれ)に着かえ...
吉川英治 「親鸞」
...朽葉色(くちばいろ)の法衣(ほうえ)のすそがすぐ盛綱の眼に映った...
吉川英治 「親鸞」
...朽葉色(くちばいろ)の頭巾(ずきん)や黒衣の影が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...大きく縦に群青の縞をなし朽葉色の森の中に浮き出でているのであった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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