...私は素朴な両親にそだてられた...
モオパッサン 秋田滋訳 「ある自殺者の手記」
...より朴素なる張良にして...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...素朴な漁師が採用している原始的な方法がわたしを興がらせることがある...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...决して太古純朴の思想とは見る可からず...
高木敏雄 「比較神話学」
...誰れか金朴が能く百年我に負かざるを保せん耶...
竹越三叉 「深憂大患」
...素朴な生気説は機械的必然性の外に...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...もはやその明白感や素朴的模写性や普遍必然性やにあるものではない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...随園(ずいえん)詩を論じて大巧(たいこう)の朴(ぼく)と濃後(のうご)の淡(たん)とを以ってよしとなす...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...素朴な湯槽(ゆぶね)のうちの二三の浴客とは...
中里介山 「大菩薩峠」
...その調子は慇懃(いんぎん)で朴訥(ぼくとつ)でさへありましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恥しがりな素朴な心は...
萩原朔太郎 「追憶」
...いぜんは素朴な山小屋だったが...
久生十蘭 「一の倉沢」
...将来どんなことがあっても人民的な立場のすべての人々は再び一九三三年代の素朴な誤りに陥ってはならないということである...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...その素朴な時代は昔です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...心がまだ素朴であり素直だったからです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...四囲の境遇や、受け承ぐ伝統や、私のない仕事や、素朴な暮しや、自然な材料や、簡単な技法や、それらのものが寄り合ってこの作を育てたのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...老学者らしい朴訥(ぼくとつ)な口ぶりでそう云うのだった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...朴友石(ぼくゆうせき)の密告によりまして...
夢野久作 「暗黒公使」
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