...伝右衛門の素朴で...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...素朴な服装をした体格の良い男がいた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...常識や自然科学者が信頼すると云われる所謂素朴実在論とは...
戸坂潤 「辞典」
...素朴(そぼく)に真実にほとんど善良にさえなっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彦兵衛だろうが朴念仁(ぼくねんじん)だろうが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...朴念仁(ぼくねんじん)で何んの役にも立たず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私はこの素朴な鋏つくりの老人がすつかり氣に入つた...
林芙美子 「屋久島紀行」
...純朴な学生は偶然モンリヴォー侯爵に出会い...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...朴訥(ぼくとつ)な美しさに富んだ...
堀辰雄 「木の十字架」
......
前田普羅 「普羅句集」
...素朴的經驗の對象を心的働きに依屬するもの...
増田惟茂 「知的作用と感情と」
...朴歯(ほおば)だから平気であった...
宮本百合子 「海浜一日」
...五月二十九日わが心 素朴な 原始に還り一目で...
宮本百合子 「五月の空」
...それに純朴といえば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこには質素な訥朴(とつぼく)な心があるからである...
柳宗悦 「工藝の道」
...むしろ単純素朴にすぎたとも思われる行事であったというに至っては...
柳田国男 「海上の道」
...どちらも色が白く、眼鼻だちもととのっているが、その表情や口のききぶりは、純朴というより、粗野であらあらしく、いかにもやまが育ちという感じであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...一人は李英朴(りえいぼく)といって支那人で...
横光利一 「上海」
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