...前に言った正札つきなる真新しいのである...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...札つきものの前村長の津本が...
犬田卯 「瘤」
...取って辞めたという存在――いわゆる「札つき者...
犬田卯 「瘤」
...もっとも女遊びといっても悪い場所へ行って札つきの商売女をどうこうするというのではなく...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...札つきなら、かえって安全でいいじゃないの...
太宰治 「斜陽」
...それも、札つきの不良が、すきなの...
太宰治 「斜陽」
...札つきの不良でしょう...
太宰治 「斜陽」
...それより二日前にはこの札つきの文化国(!)と日本帝国との間に防共協定が正式に締結された...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...之と札つきの反動性との...
戸坂潤 「読書法」
...ヒューム自身のカトリック的立場は札つきの典型的な反動の公式以外のものではないだろう...
戸坂潤 「読書法」
...書林組合に入りて即売展覧会に出品すれば正札つきにて法外の利益を得る事かたし...
永井荷風 「古本評判記」
...御朱印(ごしゆいん)の傅次郎といふ札つきの惡(わる)が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小便組といふ札つきの妾が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その人は倫敦(ロンドン)でも札つきの無頼漢(ぶらいかん)の一人だつたと云つてゐましたよ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...世界とその没落性を批判することそしてエチオピアの戦争のように喝采すべきバイロンと正札つきのペルシャ猫のように愛すべきハイネとそうして彼等は警官の靴音に眉をひそめながら歌ふのだ――バイロン・ハイネの熱なきも……――ペンと酒壺こゝにあり……ひょうかんな同志労働者...
槇村浩 「長詩」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...おばさんは」「札つきの悪者ばかりが...
吉川英治 「江戸三国志」
...札つきの豹変武士(ひょうへんぶし)である...
吉川英治 「新書太閤記」
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