...これは本音でもあった...
高見順 「いやな感じ」
...これこそ彼がうつかり吐いてしまつた本音ではなからうか...
太宰治 「道化の華」
...恐らく夫は本音ではあるまい...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...遂にレントシェン(レントシェンは本音である...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...もっともそれが案外本音であって...
中谷宇吉郎 「壁画摸写」
...それはまことに本音でした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...お前に岡惚(おかぼ)れしていたんだよ」それは恐らく本音でしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それや暮しに困れば少しはお金も貰ひましたが――」それは恐らく本音でせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無事な顔を見ないうちはあっしは寝ても眠られませんよ」それは恐らく八五郎の本音でしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これは少からず本音である...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「陛下(へいか)の本音でございますか」モンテナナ国フリッツ王が耳の付け根まで真っ赤になった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...泉山蔵相のくだのなかで「新給与問題よりも山下春江(民主)女史の方がすきだということの方が問題だ」といったということが新聞にでていますが、これはなまよい本性にたがわず、本音でしょう...
宮本百合子 「泉山問題について」
...あすこが本音で面白いこと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...相対主義者モンテーニュの本音であろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これも妻の本音ではない...
山本周五郎 「薊」
...当人はこれが本音ですと...
山本笑月 「明治世相百話」
...後生は安穏(あんのん)に送りてえからな」といったところが本音であろう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...人間あらましの本音ではあるまいか...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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