...筆者がこの屋敷を一帖ずつ測量した結果、建築法に則り、本邸棟は五十一帖、書斎は十二帖になる...
...本邸は東京にあるのだけれど...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...徳川公の本邸は小石川の第六天にあります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...午後の三時頃には私は迎えに来た自動車でアベニイダ・フロリダ街の本邸へと引き揚げて来たのであった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...本邸も遥かになだらかな一面の傾斜の彼方...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...「宮城野の本荒の小萩露を重み風を待つごと君をこそ待て」(古今集戀の部よみ人知らず)此昔の名所本荒の郷が今日仙臺市本荒町のある處其二十一番地が私の本邸であつたが...
土井晩翠 「「晩翠放談」自序」
...醍醐から帰ったはずの女王様の御機嫌伺いにと本邸の方へ伺候(しこう)しましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...けれども附添っていたのは本邸から番人によこしてある書生だけで...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...本邸へ置くほどの人は源氏の最も愛する人で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...正月十九日に正精は丸山より小川町の本邸に徙(うつ)つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...丸山本邸へ届けに往き...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「あの岡島主馬が本邸で見たそうです」「踊りはしないかと思って心配したぞ」と...
山本周五郎 「花も刀も」
...「水を運ぶのは御本邸の殿さまだけですよ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...本邸へ使いにゆくように命じた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――本邸へはいるまえに会えば...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...鉄砲洲本邸の引揚(ひきあげ)...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...十五小石川の本邸でさえ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...高瀬氏の仲通りの本邸にゆき...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...ドーブレクは巴里(パリー)の本邸に帰った...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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