...デパートメント・ストアのある本通りに出ると打って変わってにぎやかだった...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...はまぐり料理屋とおもしろいお茶屋にはさまれた狭い品川本通りを一歩はずれると...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...先ず本通りの方へ進んで行こうよ」諸戸はそう云って...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...スキーの跡は本通りへ乗換えていると思い込んだのが...
大阪圭吉 「寒の夜晴れ」
...本通りの橘通を片側づゝ行乞する...
種田山頭火 「行乞記」
...街の本通りはノート片手の小ザッパリとした青年と処女が...
中井正一 「地方文化運動報告」
...一の鳥居から甲州街道の本通りへ出で...
中里介山 「大菩薩峠」
...目隠しにしては少し低過ぎる高い茶の樹を二三本通り越して...
夏目漱石 「明暗」
...私たちは本通りの方から帰ることにした...
堀辰雄 「美しい村」
...その町の本通り(メエン・ストリイト)を散歩してゐた...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...形こそ見本通りに出来ているが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...辻川の本通りから堰溝に沿って地蔵堂の方へ曲る角に...
柳田国男 「故郷七十年」
...掘割に架けた石の橋で、それを渡り、二た筋目の横丁を構わずとおりぬけたところに、本通りがあり、流行のトップをゆくと称する、各種の商店や貴金属店、服飾店、キャバレー、銀行、百貨店、レストランなどが軒を並べてい、道の中央に市電、車道にはトラックや自転車、多種多様な自動車などの往来が絶えなかった...
山本周五郎 「季節のない街」
...「いま本通り一丁目の交番から連絡があってね...
山本周五郎 「季節のない街」
...中通りとか本通りなどで...
山本周五郎 「季節のない街」
...そこは本通りから浜手へぬける横丁で五戸建ての長屋造りではあるが...
山本周五郎 「花も刀も」
...終日犬共は長い列をつくつて本通りを右往左往し...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...ここは土手へ出る馬道(うまみち)の本通りだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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