例文・使い方一覧でみる「本身」の意味


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...この小説の本身の価値はとても高いと思います...   この小説の本身の価値はとても高いと思いますの読み方

...彼女は人を見るとき、常にその人の本身を重んじています...   彼女は人を見るとき、常にその人の本身を重んじていますの読み方

...この問題の解決策は、本身の問題点を探し出すことから始めましょう...   この問題の解決策は、本身の問題点を探し出すことから始めましょうの読み方

...彼は自分の本身の欠点について、素直に反省することができる人です...   彼は自分の本身の欠点について、素直に反省することができる人ですの読み方

...飾り気のない本身の姿勢が、多くの人から支持されています...   飾り気のない本身の姿勢が、多くの人から支持されていますの読み方

...松本身内の吉江様...   松本身内の吉江様の読み方
芥川龍之介 「庭」

...一六 その本身を...   一六 その本身をの読み方
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」

...その時キット極(き)まるべき十郎兵衛の足がいかにしても師匠玉造の気に入るように使えない「阿呆め」というなり立廻りに使っていた本身(ほんみ)の刀でいきなり後頭部をガンとやられたその刀痕が今も消えずにいるのである...   その時キット極まるべき十郎兵衛の足がいかにしても師匠玉造の気に入るように使えない「阿呆め」というなり立廻りに使っていた本身の刀でいきなり後頭部をガンとやられたその刀痕が今も消えずにいるのであるの読み方
谷崎潤一郎 「春琴抄」

...本身を出して歩くところ...   本身を出して歩くところの読み方
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」

...又其学問本身之発展...   又其学問本身之発展の読み方
三上義夫 「数学史の研究に就きて」

...また考証本にこの竜女を救うてその父から金餅を得た話の出処を挙げおらぬが、予は二十年ほど前に見出し置いたから出さんに、東晋の仏陀跋羅(ばーどら)と法顕共に訳せる『摩訶僧祇律』三十二にいわく、仏舎衛城に在(いま)す時、南方一邑(あるむら)の商人八牛を駆って北方倶(くしゃ)国に到り沢中に放ち草を食わしむ、時に離車種の者竜を捕り食うが一竜女を捕えた、この竜女布薩法(ふさつほう)を受けたれば殺心なく、鼻に穴開け縄を通して牽(ひ)かれ行く、商人竜女の美貌を見て慈心を起しとあるが、全体竜女は婉妍人間婦女の比にあらず、今もインドで男子をして魂飛び魄散ぜしむるほどの別嬪を竜女と称うる(エントホヴェンの『グジャラット民俗記』一四三頁)くらい故、この商人も慈心も起せばほの字でもありやしたろう、この商人離車に一牛を遣るからその竜女を放てというも聴かず、因って種々糶(せ)り上げて八牛で相談調い竜女を放った、商人こんな悪人はまた竜女を取るも知れぬと心配して、その行く方へ随って行くと一(ある)池の辺で竜が人身に変じ商人に活命の報恩にわが宮へ御伴(おとも)しようと言う、商人いわく汝ら竜の性卒暴、瞋恚(しんい)常なし、我を殺すかも知れぬから御伴は真(ま)ッ平(ぴら)と、竜女いわくわが力能(よ)くかの離車を殺すも我布薩法を受けた故殺さなんだ、いわんや活命の大恩ある人を殺すべきや、少しく待ちたまえといってまず入り去った、この辺竜宮の門あり、二竜を繋(つな)げり、商人その訳を問うと答うらく、この竜女半月中三日斎法を受く、わが兄弟二人この竜女を守る事堅固ならず、離車に捕わるるに及んだで繋がれいる、何卒(なにとぞ)救い助けたまえ、一体竜宮の飲食に種々ある、一度食うて一生懸って消化するもあり、二十年で消化するも七年でするもあれば、閻浮提(えんぶだい)人間の食もある、君もし宮に入って何に致しましょうと馳走の献立を伺われたら、閻浮提人間の食を望みたまえと、問わぬ事まで教えくれた、ところへ竜女来って商人を呼び入れ宝牀褥上に坐らせ何の食を食わんと欲するかと問うので、閻浮提人間の食を望んだ、すると竜女種々の珍饌を持ち来りさあお一つと来(く)る、商人今ここへ来る門辺に竜二疋繋がれあったが何の訳ぞと問うに、そんな事は問わずに召し上がれという、余りに問い返すので余儀なく彼は過ちある故殺そうと思うと答う、商人汝彼ら殺さずばわれ食事せん、釈(ゆる)さぬ内は一切馳走を受けぬと言い張ったので竜女も我を折り、直様(すぐさま)釈す事はならぬが六ヶ月間人間界へ擯出しようと言ってやがてかの二竜を竜宮から追い出した、商人竜宮を見るに種々の宝もて宮殿を荘厳す、商人汝かく快楽多きに何のために布薩法を受くるかと問うと、我々竜に五事の苦しみあり、生まるる時、眠る時、婬する時、瞋(いか)る時、死ぬ時、本身を隠し得ず、また一日のうち三度皮肉地に落ち熱沙身を暴(さら)すと答う、何が一番竜の望みかと問うと、畜生道中正法を知らぬ故人間道に生まれたいと答う、もし人間に生まれたら何らを求むるかと問うと、出家が望みと答う、出家を誰に就(つ)いてすべきかと問うと、如来応供(おうぐ)正知、今舎衛城にあって、未度の者を度し未脱の者を脱したもう、君も就いて出家すべしと勧めたのでしからば還ろうと言うと、竜女彼に八餅金(へいきん)を与え、これは竜金なり、君の父母眷属(けんぞく)を足(みた)す、終身用いて尽きじと言い眼を閉じしめて神変もて本国に送り届けた、宅では商人の行伴(つれ)来りてこの家の子は竜宮へ往ってしもうたと報(しら)せたので、眷属宗親一処に聚(あつ)まり悲しみ啼(な)く、ところへまたかの者生きて還ったと告ぐる者あり、一同大歓喜で出迎え家に入って祝宴を張った、席上かの八餅金を出して父母に与え、これは竜金で截(き)り取って更に生じ一生用いて尽きず、これを以て楽(らく)に世を過されよ、ただ願わくは父母我に出家を聴(ゆる)せと望み、父母放たざるを引き放ちて祇精舎(ぎおんしょうじゃ)に詣り出家したそうじゃ、竜女が殺さるるところを救うたのも、竜宮へ迎えて珍饌で饗応されたのも、殊に餅金を受けて用いれども尽きなんだ諸点が合うて居るから、『今昔物語』の話は北インドの仏説から出たに相違なく、『近江輿地誌略』三九秀郷竜宮より得た十宝中に砂金袋を列せるは、たまたま件(くだん)の餅金を得た仏話が秀郷竜宮入譚の幾分の原話たる痕(あと)を存す、『曼陀羅秘抄』胎蔵界の観音院に不空羂索(ふくうけんじゃく)あり、『仏像図彙(ずい)』に不空羂索は七観音の一なり、南天竺の菩提流支が唐の代に訳した『不空羂索神変真言経』にこの菩薩の真言を持して竜宮に入りて如意宝珠を竜女より取り、また竜女を苦しめて涙を取り飲んで神通と長寿を得、竜女の髪を採りて身体に繋(か)け、一切天竜羅刹等を服従せしむる等の法を載す、上引の『今昔物語』の文に竜の油を以て如意を延ばすとあるは、この話の主人公たる若者が観音に仕えたとあるに因み、七観音の一たる不空羂索の真言で右様の百事如意の法を求むる事あるを、如意てふ手道具と心得違うたのでなかろうか...   また考証本にこの竜女を救うてその父から金餅を得た話の出処を挙げおらぬが、予は二十年ほど前に見出し置いたから出さんに、東晋の仏陀跋羅と法顕共に訳せる『摩訶僧祇律』三十二にいわく、仏舎衛城に在す時、南方一邑の商人八牛を駆って北方倶国に到り沢中に放ち草を食わしむ、時に離車種の者竜を捕り食うが一竜女を捕えた、この竜女布薩法を受けたれば殺心なく、鼻に穴開け縄を通して牽かれ行く、商人竜女の美貌を見て慈心を起しとあるが、全体竜女は婉妍人間婦女の比にあらず、今もインドで男子をして魂飛び魄散ぜしむるほどの別嬪を竜女と称うるくらい故、この商人も慈心も起せばほの字でもありやしたろう、この商人離車に一牛を遣るからその竜女を放てというも聴かず、因って種々糶り上げて八牛で相談調い竜女を放った、商人こんな悪人はまた竜女を取るも知れぬと心配して、その行く方へ随って行くと一池の辺で竜が人身に変じ商人に活命の報恩にわが宮へ御伴しようと言う、商人いわく汝ら竜の性卒暴、瞋恚常なし、我を殺すかも知れぬから御伴は真ッ平と、竜女いわくわが力能くかの離車を殺すも我布薩法を受けた故殺さなんだ、いわんや活命の大恩ある人を殺すべきや、少しく待ちたまえといってまず入り去った、この辺竜宮の門あり、二竜を繋げり、商人その訳を問うと答うらく、この竜女半月中三日斎法を受く、わが兄弟二人この竜女を守る事堅固ならず、離車に捕わるるに及んだで繋がれいる、何卒救い助けたまえ、一体竜宮の飲食に種々ある、一度食うて一生懸って消化するもあり、二十年で消化するも七年でするもあれば、閻浮提人間の食もある、君もし宮に入って何に致しましょうと馳走の献立を伺われたら、閻浮提人間の食を望みたまえと、問わぬ事まで教えくれた、ところへ竜女来って商人を呼び入れ宝牀褥上に坐らせ何の食を食わんと欲するかと問うので、閻浮提人間の食を望んだ、すると竜女種々の珍饌を持ち来りさあお一つと来る、商人今ここへ来る門辺に竜二疋繋がれあったが何の訳ぞと問うに、そんな事は問わずに召し上がれという、余りに問い返すので余儀なく彼は過ちある故殺そうと思うと答う、商人汝彼ら殺さずばわれ食事せん、釈さぬ内は一切馳走を受けぬと言い張ったので竜女も我を折り、直様釈す事はならぬが六ヶ月間人間界へ擯出しようと言ってやがてかの二竜を竜宮から追い出した、商人竜宮を見るに種々の宝もて宮殿を荘厳す、商人汝かく快楽多きに何のために布薩法を受くるかと問うと、我々竜に五事の苦しみあり、生まるる時、眠る時、婬する時、瞋る時、死ぬ時、本身を隠し得ず、また一日のうち三度皮肉地に落ち熱沙身を暴すと答う、何が一番竜の望みかと問うと、畜生道中正法を知らぬ故人間道に生まれたいと答う、もし人間に生まれたら何らを求むるかと問うと、出家が望みと答う、出家を誰に就いてすべきかと問うと、如来応供正知、今舎衛城にあって、未度の者を度し未脱の者を脱したもう、君も就いて出家すべしと勧めたのでしからば還ろうと言うと、竜女彼に八餅金を与え、これは竜金なり、君の父母眷属を足す、終身用いて尽きじと言い眼を閉じしめて神変もて本国に送り届けた、宅では商人の行伴来りてこの家の子は竜宮へ往ってしもうたと報せたので、眷属宗親一処に聚まり悲しみ啼く、ところへまたかの者生きて還ったと告ぐる者あり、一同大歓喜で出迎え家に入って祝宴を張った、席上かの八餅金を出して父母に与え、これは竜金で截り取って更に生じ一生用いて尽きず、これを以て楽に世を過されよ、ただ願わくは父母我に出家を聴せと望み、父母放たざるを引き放ちて祇精舎に詣り出家したそうじゃ、竜女が殺さるるところを救うたのも、竜宮へ迎えて珍饌で饗応されたのも、殊に餅金を受けて用いれども尽きなんだ諸点が合うて居るから、『今昔物語』の話は北インドの仏説から出たに相違なく、『近江輿地誌略』三九秀郷竜宮より得た十宝中に砂金袋を列せるは、たまたま件の餅金を得た仏話が秀郷竜宮入譚の幾分の原話たる痕を存す、『曼陀羅秘抄』胎蔵界の観音院に不空羂索あり、『仏像図彙』に不空羂索は七観音の一なり、南天竺の菩提流支が唐の代に訳した『不空羂索神変真言経』にこの菩薩の真言を持して竜宮に入りて如意宝珠を竜女より取り、また竜女を苦しめて涙を取り飲んで神通と長寿を得、竜女の髪を採りて身体に繋け、一切天竜羅刹等を服従せしむる等の法を載す、上引の『今昔物語』の文に竜の油を以て如意を延ばすとあるは、この話の主人公たる若者が観音に仕えたとあるに因み、七観音の一たる不空羂索の真言で右様の百事如意の法を求むる事あるを、如意てふ手道具と心得違うたのでなかろうかの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...後者は羅摩またはその本身韋紐(ヴィシュニュ)を本尊として脇立(わきだち)とす(第六図は余が写実し置いた脇立像なり)...   後者は羅摩またはその本身韋紐を本尊として脇立とすの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...唐僧師弟の助力で獅子の本身を現わさしめ...   唐僧師弟の助力で獅子の本身を現わさしめの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...われ等は最も人間の本身に立ち回つた自分を見出すものだ...   われ等は最も人間の本身に立ち回つた自分を見出すものだの読み方
吉川英治 「折々の記」

...民族の本身に回つて思へ...   民族の本身に回つて思への読み方
吉川英治 「折々の記」

...常に民族性のつよき本身であれ...   常に民族性のつよき本身であれの読み方
吉川英治 「折々の記」

...おあるじの御本身をば...   おあるじの御本身をばの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...かねがね柳斎の本身に...   かねがね柳斎の本身にの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...墨染の本身に帰り...   墨染の本身に帰りの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...本身(ほんみ)の槍をかついで出て来る者もある...   本身の槍をかついで出て来る者もあるの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「本身」の読みかた

「本身」の書き方・書き順

いろんなフォントで「本身」


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