...器械だけが本船の進路にあたる海面をにらんでいるのです...
海野十三 「海底大陸」
...「本船のせきは、日本か中国か」「もちろん日本でございます」「日本船なら、なぜ船尾に日章旗を立てないのか」「おそれ入りますが、これにはいろいろ仔細(しさい)がございまして……」と、かの虎船長は一揖(いちゆう)して、きっと形をあらため、かたりだしたところによると、「――この平靖号は、中国から分捕った貨物船でありまして、払下(はらいさげ)手続をとって手に入れたものであります...
海野十三 「火薬船」
...本船にのりこむ前に...
海野十三 「火薬船」
...本船が信号をしているぞ」一人がうしろをふりかえって叫んだ...
海野十三 「大空魔艦」
...異常海底地震帯へ本船が入るのは...
海野十三 「地球発狂事件」
...本船はみえざる敵に狙われているのですよ...
海野十三 「爆薬の花籠」
...本船からは、起重機の腕が、ぐっとだるま船の上にのびてきました...
海野十三 「豆潜水艇の行方」
...再び本船へかえってきた...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...それらの日本船に乗ってポルトガルの沖を過ぎる人々のうち...
谷譲次 「踊る地平線」
...あんな、老人にだまされたかとおもうと……」「それに、あの老人は、ひょっとすると、亡霊かもしれんぜ」「どうして?」「だって、本船には、最初からあんな老人が乗組んでなかったはずだ...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...本船は、黒く、小さく、港口の方に見えた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...「いっそ本船へ乗って逃げたらおもしろかったな」などと茶化しさえした...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...彼女と一緒に本船の火夫室へ来る沖売ろうは...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...会社の本船係りも...
火野葦平 「花と龍」
...一度本船を離れたが最後...
牧逸馬 「運命のSOS」
...遂に光群の三分の一の部分で本船に衝突した...
武者金吉 「地震なまず」
...その後(のち)は一切出さないと云ふ窮屈な規定を憤慨しつつ本船に帰つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...ここへ日本船が来たのは一六三六年が最後である...
和辻哲郎 「鎖国」
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