...自分の手紙の下書きなどは本物のやうに...
伊庭心猿 「緑雨と一葉」
...白い繃帯(ほうたい)を捲いた本物の別府司令官は...
海野十三 「空襲葬送曲」
...川を流れて来る間に、岩角に当ったという風に、顔はほとんど赤はげになっていました」「するとつまり、あなたのお考えは、川を流れて来たのは、岡田の着物を着た別人の死体であって、本物の岡田は、硫酸か何かをあびて、化物みたいな面相になって、生き残っているというのですね」「その上、完全な手足を義手義足と見せかけて、この世に籍のない、謂わば仮空の人物になりすましたのです...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...カタクリの根は例のカタクリ粉の本物の原料になるのだが...
高村光太郎 「山の春」
...それは本物のそれのやうではなかつたにしても...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...あの魯鈍(ろどん)な機械に比べて「ベルリーン」に映出される本物の機械の美しさは...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...屹度本物のお化のような影が写りますよ...
豊島与志雄 「影」
...本物の野幇間(のだいこ)になりきっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...純情な高雅な本物のお園の気品が...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...舳には本物の兵曹長が出て来て...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...私がむかし扱った本物のダイヤの話をしよう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...実際書けそうもない本物の困り方半分を取り交ぜて...
室生犀星 「芥川の原稿」
...間違いない本物の女の方(かた)に見えるんですもの...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...」「じゃ本物の人間でないと言いたいんでしょう...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...本物の悪魔の詞質(ことばじち)をもこの女は取り兼ねんぞ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...こんな風にして本物の不良は出来る...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...単行本物の“折り”などがここの作業だった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...本物の鎧戸やドアだった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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